赤穂線の沿線自治体等、通勤の実態を調査
観光列車に比べると目立たないものの、定期券の利用客は安いとはいえ安定的な収入をもたらします。車を運転できないため不便でも使ってくれる高校生とは違って、通勤定期の場合は、車を運転することができる大人が中心となるため、通勤で鉄道を使ってくれるということは大きな意味があります。その鉄道が、お金を払っても使うだけの価値があるということを意味するからです。
そこで、赤穂線の沿線自治体やJR西日本岡山支社は、通勤の実態を調査することにしました。調査の対象は、沿線の企業や従業員。何を調査するのかと言えば、従業員には通勤時間帯や利用手段、そしてJRを利用する人にはJRを利用することによる利点と欠点、利用しない人にはその理由や改善事項などです。企業には公共交通による通勤を奨励しているかなどです。
大人の場合は車を使うことができるので、鉄道などの公共交通機関が不便ならば、すぐに車に移ってしまいます。便利でないと鉄道を使ってくれません。調査によって課題を把握し、地元自治体の金銭面を含めた協力の下、使える公共交通機関にすることが求められています。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/okayama/news/20241004-OYTNT50026/)
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