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山梨県、富士山への鉄道の代わりにゴムタイヤ新交通システムを導入へ

 以前からの記事にありますように、富士山五合目まで鉄道を敷くという話は浮かんでは消えています。ここに関しては、山梨県がLRTを走らせることを考えていましたが、反対の声が強く、鉄道を走らせることは断念したようです。

 しかし、話が大きく変わったわけではありません。代わりのものを走らせるのです。ARTという中国の会社が開発した、新交通システムを使うのです。ゴムタイヤで走り、見た目は連節バスに似ていますが、道路に設置した白線マーカーを車両にある光学センサーが検知して走るので、広い意味で鉄道の一種です。

 なぜそのようなARTを導入しようとしているのでしょうか? それは、電気バスのような鉄道以外の手段なら、マイカーなどほかの交通手段を閉め出すことができず、来訪者のコントロールが利かないからです。

 それなら、上高地はなぜバスでしか行くことができないのでしょう? すでに前例があるのですから、それを参考にしてやっていくのが適切でしょう。貨物や緊急車両のことを考えたら、ART専用にすることはできず、引き続き車が通行できるようにしなければなりません。わざわざ軌道などの設備を設置する必要はないのです。また、来訪者のコントロールについては、山梨県側だけでできるものではありません。静岡県側も規制を課さないと、意味がありません。山梨県側、静岡県側ともにマイカーや観光バスを閉め出し、バスの運賃に上乗せをすることにより、来訪者のコントロールを図る必要があります。
(参考:東洋経済ONLINE https://toyokeizai.net/articles/-/840602)

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