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2025年3月ダイヤ改正発表(1)(JR北海道)

 12月13日、JR各社から2025年3月ダイヤ改正についての発表がありました。ダイヤ改正日は2025年3月15日、今回から何回かに分けてダイヤ改正の概要を書いていきます。まずはJR北海道から。

 石北線の特急「大雪」は特別快速「大雪」になります。車両はキハ283系からH100形の2両編成にグレードダウンします。さすがに座席はこのままではまずいと思ったようで、2025年度以降に改善を図りますが(座席数も座り心地もよくなります)、どのレベルになるのでしょうか? また全席自由席なので、座席の確保という面でも心配はあります。ただ、スピードは特急と変わらず(停車駅も一部が瀬戸瀬に停まる以外は、特急と変わりありません)、閑散期の運休はなくなり、毎日運転になります。また、石北線の特別快速「きたみ」は網走まで延長になりますが(北見-網走間は各駅停車)、快速「きたみ」になります。特急「オホーツク」、特別快速「大雪」、快速「きたみ」の順番を入れ替えるなど、ダイヤも大幅に変わります。普通列車も生田原7:38発遠軽行きが網走5:49発になるなどの変化があります。1時間ほど繰り下がる「オホーツク2号」の代替とも言えます。

 札幌-旭川間では、札幌16:30発「カムイ29号」、旭川21:00発「ライラック44号」を増発しますが、代わりに旭川5:18発「ライラック2号」、旭川23:05発「カムイ47号」が廃止となります。

 根室線では、「おおぞら7号」の停車駅を削減して、速達化を図ります。追分、新夕張、池田、白糠を通過し、札幌-釧路間の所要時間は3時間54分となります。札幌-釧路間3時間57分の「おおぞら4号」に変わって、「おおぞら7号」が最速達列車になります。新たに通過になる追分、新夕張については、代わりに「おおぞら5号」が停まります。また、夜間に通る「おおぞら12号」、「とかち9号」はトマムを通過します。

 函館線では、「北斗2号」の停車駅を削減して、速達化を図ります。伊達紋別、大沼公園、五稜郭を通過し、函館-札幌間の所要時間は3時間29分となります。これが最速達列車となります。

 H100形は石勝線千歳-新夕張間に投入されます。キハ40、キハ150形で走る12本を全て置き換えます。富良野線では、日中を中心に、富良野発着の8本を1両編成から2両編成にします。反面、夜間の一部列車の運行を取りやめます。根室線釧路-根室間、釧網線、函館線函館-森間については、早朝や夜間の一部列車の運行を取りやめます。

 今回廃止されるのは5駅です。東滝川、東根室、雄信内、南幌延、抜海です。また、2025年4月1日には緑が自治体管理の駅に移行します。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20241213_KO_kaisei.pdf)

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