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2025年3月ダイヤ改正発表(5)(JR西日本北陸、関西)

 敦賀まで延伸して1年となる北陸新幹線については、臨時の「かがやき」を2往復増発します。重要なのが、定期の最終「かがやき518号」(敦賀20:11発、金沢21:06発)の直後に走る「かがやき546号」。金沢21:06発なので、金沢滞在時間が3分だけですが、伸びます。関西方面については、「つるぎ11号」が富山始発(富山8:16発)となる代わり、「つるぎ27号」は金沢始発になります。富山7:23発の「つるぎ7号」は自由席が3両になり、通勤に使いやすくなります。在来線については、城端線、高山線、大糸線で運転時刻の変更があります。

 2025年4月から夢洲で行われる、大阪・関西万博。以前にも記事にしましたが、これに対応して新大阪-桜島間に臨時列車、「エキスポライナー」を走らせます。2025年3月15日から2025年10月13日まで、桜島行きは1日14本、新大阪行きは1日12本走ります。概ね60分間隔です(新大阪8時台のみ2本あり)。車両は323系が使われるようで、途中停車駅は大阪(地下ホーム)とユニバーサルシティです。西九条には停まらないようです。新大阪と桜島を直結するこの「エキスポライナー」、通常は特急しか走らない大阪から先も走る、貴重な列車です。また、ユニバーサルシティにも停まることから、大阪・関西万博終了後も走り続けるかもしれません。

 快速の一部分をのれんで区切って指定席にした、「快速 うれしート」。以前にも書きましたが、今回のダイヤ改正でも拡充します。新しく走るのは、琵琶湖線・京都線の野洲-大阪間、嵯峨野線の京都-園部間、JR宝塚線の大阪-篠山口間です。また、JR神戸線の大阪-網干間、奈良線では本数が増えます。特に奈良線では、平日も休日も、「みやこ路快速」、快速、区間快速(平日54本、休日50本)全てに設定されます。京都-奈良間では並行する近鉄も、頻繁に特急を走らせています。それにならって全ての快速に「快速 うれしート」を設置し、着席需要に応えようとしているのでしょうか?

 通勤特急も増えます。「らくラクはりま」は新大阪-網干間に1往復増え、2往復になります。2往復とも、平日のみの運転です。利用者は順調に増えているのでしょうか? 「こうのとり」は朝夕の通勤時間帯に川西池田と中山寺に停まります。上下合わせて5本が該当します。「らくラクやまと」は柏原と八尾に停まります。

 休日に新大阪と奈良の間を走る「まほろば」は、このダイヤ改正によって、定期運行化されます。休日なら確実に走る列車となります。2025年4月5日からはリニューアルされた車両が走ります。最初に投入されるのは「安寧」と呼ばれる車両で、2025年秋ごろに投入されるのは「悠久」と呼ばれる車両です。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2024/12/page_26847.html、https://www.westjr.co.jp/press/article/items/241213_00_press_mahoroba_unkou.pdf)

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