大鰐線、2027年度末で休止へ
少なくとも10年以上も前から存廃で揺れている、弘南鉄道の大鰐線。その大鰐線ですが、ついに方向が決まったようです。夏の時点から急に変わったようです。
大鰐線を運営している弘南鉄道は、11月27日に弘前市役所で行われた会議において、営業赤字の大きさから、大鰐線の運行の休止を表明したのです。通勤通学の旅客が減り(2023年度の旅客数は最盛期の約7%に過ぎません)、様々な方策を考えたのですが、増収の見込みが立たないのです。大鰐線の休止は沿線の自治体の合意を得ましたので、休止する方針は決定しましたが、実際の休止時期(弘南鉄道は2027年度末までの休止を申し出ています)は自治体側と話し合って決めます。
大鰐線の状況は昔から厳しいことは周知の事実であり、どうしようもないというのが正直なところでしょう。後は代替交通をどうするかという話に移ります。そして弘南鉄道は、赤字額が少なく、比較的利用者の多い弘南線に経営資源を集中させます。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/lnews/aomori/20241127/6080024178.html、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/aomori/news/20241127-OYTNT50138/)
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