今後10年の「Suica」の将来像
みなさん、明けましておめでとうございます。2025年もよろしくお願いします。
みなさんの生活に欠かせない交通系ICカード。その代表格と言えば、JR東日本の「Suica」でしょう。今日は正月らしく、その将来像について語ってみようと思います。
「Suica」はこれまでも多くの人に使われてきましたが、これから10年かけてグレードアップします。どのようになるのでしょうか? まず、「Suica」は駅の改札にタッチするものですが、センターサーバー化することによって、タッチせずに一定のエリアに入ると自動的に認証されることになるようです。改札機がない駅でも、位置情報等を活用して、改札がなくても駅に入ったかどうか判断できます。
「Suica」はいくつかの利用エリアに分かれていて、それを跨いでの利用はできません。首都圏エリアは長野県内まで含んでいるのに、常磐線の福島県内は首都圏エリアと仙台エリアに分かれていて、短距離でも「Suica」を利用することができないところもあります。ところが、2027年春ごろに、すべてのエリアが統合され、エリアを跨いだ利用もできるようになります。「Suica」を使うことができないエリアでもアプリを使って「スマホ定期券(仮称)」が使えるようになります。将来的には、先ほど述べた位置情報等の活用により、JR東日本全線で「Suica」が使えるようになります。そのほか、センターサーバー化により、事前にチャージしなくてもクレジットカードや銀行口座と紐づけをしておけば、後払いにすることができるようになりまうす。2万円という上限も変わり、それ以上の金額でも使えるようになります。
そして、「Suica」は鉄道だけに限らず、マイナンバーカードとの連携などで、それ以外の分野でも利便性を増すようです。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2024/20241210_ho03.pdf)
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