北陸新幹線の並行在来線は快速を中心に充実
北陸新幹線の並行在来線も2025年3月15日にダイヤ改正を行います。
まず、あいの風とやま鉄道では、泊-富山間(休日は黒部-富山間)において、11時台から14時台までの間、パターンダイヤを実施します。30分間隔になり、増発もなされます。IRいしかわ鉄道は、以前にも記事にした通り、朝夕の通勤時間帯に快速を設定します。途中停車駅は松任、能美根上、小松-大聖寺間の各駅です。美川でなく、能美根上に停まるのは意外です。10時台には金沢-小松間に普通列車を1往復走らせます。この列車、休日のみ運転していたのですが、平日にも走らせます。この列車を追加することによって、金沢-小松間は日中30分間隔になります。
大増発するのは、ハピラインふくい。現在、日中は福井-武生間を30分間隔、武生-敦賀間を1時間間隔で走っていますが、武生-敦賀間を大増発して、一部を除いて福井-敦賀間を30分間隔で走ります。一部時間帯では1時間間隔が開くところがありますが(これまで30分間隔で走っていた福井-武生間ですが、ダイヤ改正後は1時間運転間隔が開くところがあります)、そういうところでも多客期には30分間隔で走ります。ほぼ30分間隔になることにより、敦賀での「サンダーバード」、「しらさぎ」、新快速との接続が改善されます。新幹線があるとはいえ、スピードアップはたいしたことなく、敦賀での乗り換えは手間がかかり、料金も上がります。鯖江や武生には新幹線が停まらず、越前たけふは町外れなので、在来線でのサービス改善を求める声が強いです。福井近郊の利便性を若干犠牲にして、敦賀までの利便性を向上させたのが今回のダイヤ改正です。日中以外でも、列車の増結や快速の繰り下げ(敦賀7:45発の快速を8:04発にすることにより、大阪からの始発「サンダーバード」から乗り換えすることができます)により、利便性を向上させます。
(参考:あいの風とやま鉄道ホームページ https://ainokaze.co.jp/19410、IRいしかわ鉄道ホームページ https://www.ishikawa-railway.jp/news/908、ハピラインふくいホームページ https://www.hapi-line.co.jp/files/uploads/2025年春ダイヤ改正について.pdf)
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