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激安フリー切符で近江鉄道旅(1)

 休日に名古屋近郊が1日乗り放題となる「青空フリーパス」を買い、金山7:43発の新快速に乗って大垣へ。この列車、大垣で接続する米原行きがないので待つ。結局、次の列車(金山7:57発)と同じになった。米原に到着。関ケ原ほどではないが、雪が積もっていた。そして降っている。駅で駅弁を売っていたが、あまりなかったので、駅を出て、本社で買う。2月で発売を終える(店員の話による)、井筒屋の駅弁だ。「湖北のおはなし」を買う。米原の駅弁がなくなったら、東京から普通列車で西へ乗り継ぐ場合、途中下車しないなら、豊橋から姫路まで駅弁を手に入れることができなくなるのである。今のところ駅弁のレシピを売るなどの動きはないので、2月までに買わないと米原の駅弁は味わえないのだ。

 駅弁を買った後、駅の反対側に行く。これから乗るのは近江鉄道。切符はすでに買っている。「ハッピーライドパス」というもので、スマホの画面がそのまま切符となるものである。秩父鉄道に続いて、スマホの切符だ。近江鉄道のフリー切符は元々安く、金曜日と休日に使うことのできる、「1デイスマイルチケット」は大人900円で近江鉄道全線が乗り放題となる。米原を基準にすると、多賀大社前まで往復すれば元が取れる。それが今回の「ハッピーライドパス」だとたったの350円、子供は10円だ(子供だけの単独購入は不可)。スマホが使えない人でも紙の「1DAYエンジョイパス」は売っていて、こちらは大人400円、子供10円。車内でも運転士から買うことができる。実質、400円で乗り放題だ(そのため、車内で運賃を払う人も、400円だけ払えばいいようになっていた)。ちょっと隣まで往復しても元が取れるレベルの激安切符なのだ。しかし、このいつもよりもさらに安い、「ハッピーライドパス」、「1DAYエンジョイパス」だが、2025年1月13日、つまり近江鉄道に出かけた日までの期間限定の割引切符だったのだ。

 駅員にスマホの画面を見せて、駅に入る。近江鉄道の日中は1時間間隔のパターンダイヤだ。これより少なくなると、鉄道を使いたいと思っても使えなくなる。米原9:37発の貴生川行きは、2両編成(近江鉄道の列車は全て2両編成である)。「鉄道むすめ」のキャラクター、豊郷あかねが描かれている車両で、前のほうのビール列車(「ビア電」)のバージョンに乗る。 1時間40分ほどかけて、終点の貴生川に到着。乗客の数は多少の変動はあるものの、20〜30人ぐらい乗っている。この後に乗ったのも同じぐらいの乗り具合。割引切符の効果はあるだろうが、鉄道をつぶすほどではない。地元が支えるという今の方向性は間違ってはいないだろう。湖南のほうに来たので雪は積もっていないが(時折晴れ間もあった)、寒い。貴生川からは折り返しの11:28発米原行きに乗り、八日市で乗り換え。近江八幡と八日市を結ぶ八日市線は、日中でも不均等ながら1時間に2本走っている。この八日市線は、近江八幡で新快速に乗り換えて京都や大阪に行くことができるからか、ほかの線よりも乗っているように思われる。近江八幡でもすぐ折り返し、12:42発の八日市行きに乗る。(続く)

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