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新仙岩トンネル、事業費も工期も増加

 秋田新幹線は在来線の軌間を広げて新幹線車両が通ることができるようにしたものなので、フル規格新幹線に比べると脆弱です。大雨や大雪などがあれば止まってしまう危険性があります。

 そこで考えられているのが、県境の赤渕-田沢湖間に長いトンネルを掘ること。新仙岩トンネルと言われています。約15キロの長いトンネルで、開通すれば、秋田新幹線の所要時間が約7分短縮されます。東京-秋田間が最速3時間30分になります。

 この新仙岩トンネルの建設にかかる事業費ですが、2018年の計算では、約700億円とされていました。工期は着工から11年でした。しかし、再度事業費や工期を計算したところ、事業費は約1000億円、工期は約15年に膨れ上がってしまいました。物価の高騰や働き方改革の影響で事業費も工期も伸びたのです。

 ただ、事業費も工期も増加したからといってやらなければ、問題は解決しません。国や地方の支援を得て、着実に整備するのみです。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/136676)

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