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肥薩線、復旧しても駅の位置が変わる?

 2020年7月の豪雨で大きな被害を受け、復旧費用が高額でかつ利用者が少ないにもかかわらず、復旧する方向で話が進んでいる(2024年度中に最終合意が行われる予定です)、肥薩線の八代-人吉間。その肥薩線八代-人吉間ですが、JR九州の話によれば、線路の位置は変わらないものの、駅の位置については変わる可能性があるようです。

 どういうことでしょうか? 今の肥薩線の駅の中には、利用者がほとんどいないのもあります。そういうところに駅をつくっても意味はありません。また、被災の後、町の構造が変わっているところもあります。災害のことを考え、災害前と同じところに家ができるとは限りませんし、今の車中心の交通を考えると、むしろ町の構造が変わるのは当然のことと言えます。駅の場所が変わるのもある意味必然とも言えるでしょう。

 逆に、今後も同じような災害が起きても大きな被害を受けないように、線路の場所を変え、比較的高い場所に移設することを考えたほうが良いでしょう。実用的な乗り物にするためには、トンネルが多くなるのもやむを得ないです。その究極の姿が、八代から人吉、都城を経由して宮崎に行く新幹線です。お金はかかりますが、使えないローカル線を復活させるよりは比べものにならないぐらい価値があるでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/e20b712987ed9ba023d2edcb51a2a7165233a1fa)

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Comments

地元の人・観光客にとって活用しやすい位置に駅を置くのが良いと思います。
洪水で集落が移動しているならばそれに従う方が良いでしょうし、元の場所を活用できるのであればそのままの場所の所があっても良いと思います。

状態に応じて柔軟な発想で復旧すること。
それがJR九州と熊本県の合意の根幹だと思います。

Posted by: 直美 | 2025.01.31 07:07 AM

地元利用を促すならば徒歩でも、車でも、民間バス、コミュニティーバス・タクシーでもアクセスしやすい駅・路線を作る事が大切だと思います。

利用者あっての鉄道路線です。熊本県は駅の位置等実情を大切にした環境を整える必要があるでしょうし、JR九州は発足当時から上場前まであった利用者を喜ばせるような意欲で経営に取り組む必要があるでしょう。

上下分離での復旧は九州では誰もやっていない試みでもありますので批判もあるかもしれませんが、「また利用したい」と思えるような肥薩線を作り上げてくれればと思います。

Posted by: いろは | 2025.01.31 07:25 AM

 直美さん、おはようございます。

* 地元の人・観光客にとって活用しやすい位置に

 かつてあった位置に固執することなく、現状に合わせて駅を移動させることも必要なのではないでしょうか? 柔軟な対応が必要かと思われます。

Posted by: たべちゃん | 2025.02.01 08:45 AM

 いろはさん、おはようございます。

* 利用者あっての鉄道路線です。

 せっかく大金をかけて復旧させても、使われなかったら意味がありません。

* JR九州は発足当時から上場前まであった

 現状で見る限り、JR九州の上場は失敗だったと言えるでしょう。

Posted by: たべちゃん | 2025.02.01 08:48 AM

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