東筑軒の「かしわめし」が大麦入りに
折尾などで販売している東筑軒の「かしわめし」は有名な駅弁。鶏のスープの炊き込み御飯の上に、鶏肉、錦糸卵、刻みのりを並べています。100年以上の歴史を誇る弁当です。今の値段は大が970円、小が860円です。
この「かしわめし」ですが、炊き込み御飯の原料はお米です。1993年の米不足でタイ米にしたときを除いて、国産のうるち米を使ってきました。ところが、このところの米の価格高騰で、仕入れ価格は2024年10月に比べて1.75倍にもなっています。「かしわめし」そのものも2024年秋に値上げしたばかりで(2022年、2023年にも値上げしています)、すぐに値上げするわけにはいきません。
そこで東筑軒は、3月1日から、御飯に大麦をブレンドすることにしました。1割混ぜます。水に浸す時間を工夫することにより、大麦はふっくらと軟らかく炊くことができたようです。
大麦入りの御飯は健康にはよく、大麦入りの「かしわめし」を食べてみたいと思うのですが、それにしても凶作が続いているわけでもないのに日本人の主食の米が確保できないとはどういうことでしょうか? ほかの食材ならある程度は替えが利きますが、お米の代わりになるものはありません。他の食材とは違うのです。今までの農業政策自体の見直しが要るかもしれません。
(参考:毎日新聞ホームページ https://mainichi.jp/articles/20250225/k00/00m/040/062000c)
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