E3系を改造して荷物専用新幹線
営業用の車両の一部を使って荷物を運ぶ取り組みは全国各地で行われていますが、JR東日本は新幹線の車両を改造して荷物専用の車両をつくるようです。
荷物専用の車両になるのは、山形新幹線で走っていたE3系。山形新幹線はE8系への置き換えが進んでいます。E3系は余るわけですが、そのうちの1編成(7両)の座席を取り払い、荷崩れを防ぐ装置などを取り付け、荷物専用の車両にするのです。今までのようにデッキの業務スペースで運んでいたときよりも輸送量は明らかに増え、大きな荷物も運べるようになります。荷物専用の新幹線車両は東海道新幹線開業以来初めてのことで、JR東日本はこの秋から東京-盛岡間で、旅客を運ぶ別の新幹線車両と併結して走らせます。従来の貨物列車に比べて揺れが少なく、しかも速いので、精密機器や高級魚などの輸送をする予定です。
しかし、これが最終形ではありません。積み下ろし作業をするには扉が狭いのです。今後JR東日本は、積み下ろし作業をしやすくするために扉を大きくした専用の車両をつくる予定です。ただそれには時間がかかるので、今回、E3系を改造して荷物輸送に当たることにしたのです。
(追記)
E5系「やまびこ」にくっついて走る、E3系の荷物専用新幹線の運行開始が遅れ、2026年度からとなりました。
(参考:朝日新聞2月22日朝刊 中部14版、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/605570)
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