蒲蒲線、京急蒲田付近まで建設か?
東急の蒲田と京急蒲田とをつなぐ蒲蒲線の構想は以前からあり、最近も当blogで大きな話題になりました。この蒲蒲線ですが、東急は1月17日に、都市鉄道等利便増進法に基づく営業構想の認定を申請しました。都市鉄道等利便増進法では、第三セクターなどの整備主体が国や地方公共団体から補助を受け、施設の整備を行います。鉄道会社などの営業主体は運行によって得られる受益相当額を施設利用料として整備主体に支払います。今回の場合は、整備主体は羽田エアポートライン、営業主体は東急です。
どのような営業構想でしょうか? 東急多摩川線を矢口渡付近から地下化します。そして、地下化された蒲田から京急蒲田付近まで伸ばします。京急蒲田付近からは京急に乗り換えて羽田空港に行くことができます。蒲田-京急蒲田付近間の営業キロは約0.8キロです。この蒲蒲線ができると、中目黒-京急蒲田付近間の所要時間は約36分から約23分になります。約13分短縮します。自由が丘-京急蒲田付近間の所要時間は約37分から約15分になります。約22分短縮します。京急蒲田付近で乗り換える必要はありますが、これまで行きづらかった東急沿線から羽田空港に行きやすくなります。なお、ダイヤは未定ですが、多摩川線のホームが短いことから、東横線からの直通列車は多摩川線内をノンストップ運転するとみられています。
蒲蒲線の工期は2041年度末までの予定なので、そのころに開業するようです。また、事業費は約1250億円と見積もられています。
(参考:東急ホームページ https://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/20250117_newairportline_d.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/518210、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250118-OYT1T50059/)
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