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地鉄沿線市町村、2億円の支援へ

 立山黒部アルペンルートや宇奈月温泉、黒部峡谷鉄道へのアクセスとして、そして地元の人の交通手段として走る富山地方鉄道ですが、赤字に苦しんでいます。鉄道事業について言えば、2023年度は約7億円の赤字です。

 この赤字を解消するため、富山地方鉄道は4月に値上げを行うなどで2億円を確保するとともに、沿線の市町村に対しては、燃料や資材などの物価高騰への支援名目で2億円、そして市町村からの運行委託費用という名目で3億円を負担するよう、求めていました。

 それに対して富山県と沿線市町村は、物価高騰への対策として2億円を支援することは決めました。運行委託費用の3億円の支払いは行いません。

 富山地方鉄道としては4月にダイヤ改正を行い、利用者の少ない列車の減便を行いますが、それだけでは赤字は埋まらないでしょう。どうすれば鉄道などの公共交通機関を維持できるか考えないといけないでしょう。富山には富山の路面電車や城端線、氷見線での実績がありますから、関係者が知恵を出し合って対応する必要があります。
(参考:KNB NEWS https://news.ntv.co.jp/n/knb/category/society/kn5843a6ec33ab4c3f8c57b3cac0c26ae8)

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Comments

沿線自治体が補助できない分は利用者増で埋め合わせる手法を取ることだと思います(”できない”ではなくて”一人でも多く”)。

環境の変化に柔軟に応じるダイヤなどいち民間企業だけではなく沿線自治体も考えながら対策していく必要があると思います。

富山県、大変な中ですが公共交通に対しては熱心な自治体の一つだと思います。頑張ってほしいです。

Posted by: ゆめ | 2025.03.08 08:31 AM

 ゆめさん、おはようございます。

* 沿線自治体が補助できない分は

 富山近郊ならそれなりに利用者が見込めますが、宇奈月あたりは結構遠く、利用者も少ないのです。

 しかし、宇奈月温泉は著名な観光地で、そのまま廃止するわけにはいきません。あいの風とやま鉄道と絡めて、どのようにするかは結構難しい問題です。

Posted by: たべちゃん | 2025.03.09 08:32 AM

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