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前面が開いていても冷気や暖気を逃さない、駅待合ブース

 駅のホーム上に待合室がある駅がありますが、4面とも壁で覆われた個室型でない限り、夏は暑く、冬は寒くなります。4面ともガラスの個室型ならそのような問題はありませんが、移動するためのスペースが要るので、どうしてもホームに余裕がないと設置できません。

 ところがOsaka Metroは、パナソニックと共同で、ホームが狭い駅でも対応できる駅待合ブースを開発しました。2月7日から9月(予定)まで、中央線の朝潮橋に設置しています。夏場も冬場も試すことができるのです。

 どういうものでしょうか? 朝潮橋に設置された駅待合ブースは、前面が開いています。朝潮橋は高架駅で、屋外にホームがあります。これでどうやって冷気や暖気を逃さないのかと言えば、空調機と送風ファンの組み合わせで対応しているのです。気流を調整することで、前に壁がないのに夏は冷風を上半身に直接当てて体感温度を下げ、冬は温風を足元から吹き出して暖かさを感じさせます。

 個室にしなくても良いので、奥行きを約半分に抑えることができ、狭い場所でも設置できます。また、個室でないのでエネルギーの無駄が多いように感じられますが、1席あたりの消費電力は4面とも壁の個室型とほぼ同等です。
(参考:Osaka Meteroホームページ https://subway.osakametro.co.jp/news/news_release/20240206_eki_machiai_booth.php?_gl=1*1oidrsd*_ga*ODU3MjQ5NzY0LjE3MzM2NDk1NjM.*_ga_LT5TV95QB9*MTczODk4NTU1Mi43LjAuMTczODk4NTU1Mi42MC4wLjA.&_ga=2.58919023.370309938.1738985553-857249764.1733649563)

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