銚子電鉄の観光列車は「次郎右衛門」
銚子電鉄は南海の2200系を2編成譲り受けました。最初のは昔懐かしい緑の濃淡の塗装に戻して銚子を走っていますが、2編成目は改装して観光列車とします。4月1日に運行を開始する予定です。
外観は南海時代のままですが(グレー地に青とオレンジの帯)、内装を変えます。銚子方の車両は猫をイメージした内装で、座席のシート柄はひまわりです。運転席のすぐ後ろは展望席で、カウンターもあります。外川方の車両は魚をイメージした内装で、座席のシート柄は魚です。こちらも運転席のすぐ後ろは展望席で、連結部付近ではテーブルのついたボックスシートがあります。
そして、この観光列車は、「次郎右衛門」と名付けられました。﨑山次郎右衛門は江戸時代初期の紀州出身の漁師でしたが、遭難して、銚子の人に助けられました。その後、紀州から銚子に移り住み、漁業技術の伝承や漁港の建設を行いました。終点の外川の漁港は彼が築いたものです。和歌山から銚子に来た﨑山次郎右衛門と南海2200系を重ね合わせているのです。
この「次郎右衛門」の運行開始により、銚子電鉄の保有する車両は4編成に戻りました。銚子電鉄の今のダイヤを維持するには4編成必要なのですが、3編成しかなかった期間が10年以上続きました。銚子電鉄は車両が3編成体制になった2013年に減便していましたが、減便する前の1日33往復に戻したいと考えているようです。
(参考:銚子電鉄ホームページ https://www.choshi-dentetsu.jp/news/7020/、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20250301-choden22000jirouemon/)
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