「カシオペア」、6月に完全引退
1999年に上野と札幌とを結ぶ寝台特急としてデビューした「カシオペア」。A寝台個室のみで構成され、「北斗星」の豪華版という位置づけでした。
その後、2016年の北海道新幹線開業により、定期運行はなくなりましたが、ツアー商品の団体列車として走ることとなりました。当初は北海道にも行きましたが、今はJR東日本のエリアを周遊するかたちになっています。
その「カシオペア」ですが、この6月に完全引退することになりました。6月に行われる宿泊付きのツアーが最後の運行になります。車両の老朽化を理由としていますが、北海道まで休みなく走っていた時代はともかく、団体列車になってからは酷使されていないはずです。本当の理由は「カシオペア」の問題ではなく、適切な機関車が用意できない、ということでしょう。SLはともかく、電気機関車やディーゼル機関車がないのです。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/national/20250328-OYT1T50271/)
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Comments
酷使されていたのは「富士はやぶさ」に使われていた14系の方が印象的です。よく整備して2009年まで持たせたなあと。
特に、水回りの整備は大変だったと思われます。
カシオペアの客車はそれに比べると引退がかなり早い印象です。
JR東日本としては機関車を当ててでも維持したくはないのでしょうね。
Posted by: 直美 | 2025.04.04 09:45 AM
直美さん、おはようございます。
* 酷使されていたのは「富士はやぶさ」に使われていた
ブルートレインの客車のほうが第一線で使われてきた期間が長い分、老朽化の度合いが進んでいるのでしょう。
「カシオペア」も客車自体はともかく、適切な機関車がないのが問題なのです。
* JR東日本としては機関車を
保守用の専用の車両もできたので、観光用のSLを除いては、機関車を維持する必要性はなくなったのです。
Posted by: たべちゃん | 2025.04.05 08:27 AM