富山地鉄、このままでは維持できるのは富山近郊のみ
明日、富山地方鉄道はダイヤ改正を行います。ダイヤ改正後の時刻表を見ましたが、昼間の上市-新魚津間は2時間間隔になり、冬季の岩峅寺-立山間は昼間運休となります。厳しい経営状況を反映したダイヤ改正です。
さて、富山地方鉄道としては、鉄道を維持するには、運行委託の形態を採りたいと考えているようです。資産は地元自治体が保有し、富山地方鉄道は運行に専念します。鉄道事業の赤字は6~7億円(売上は15~20億円)、富山県や市町村からの支援がないと、一部区間の廃止を検討しないといけないようです。ダイヤ改正で減便にしても、赤字を減らすことは難しく(仮に本数を半分にしても、赤字は数千万円しか縮小しません)、地元の支援がないとやっていけないのです。
さて、富山地方鉄道で黒字の区間はどこでしょうか? それは、富山から上市、五百石、月岡までの範囲だそうです。ただ、富山地方鉄道の場合、終点の宇奈月温泉や立山が著名な観光地で、端のほうを廃止するわけにはいかない、というのが難しいところです。
(参考:FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/848645)
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