蒲郡線はみなし上下分離に
名鉄の中で利用者が少なく、存廃が話題になっているのは、名鉄西尾・蒲郡線西尾-蒲郡間と名鉄広見線新可児-御嵩間です。そのうち、名鉄西尾・蒲郡線のほうで、動きがありました。
これまで西尾、蒲郡両市は、2010年度から毎年2.5億円の財政支援をしています。その支援の仕組みは2026年度まで続きますが、2027年度からは新たな仕組みで支援します。国の交付金を活用し、名鉄西尾・蒲郡線のうち、さらに利用者が少ない蒲郡線について、みなし上下分離方式で存続させることにしました。地方自治体は鉄道施設などの資産を保有しませんが、保有経費相当分を地方自治体が負担し、実質的に上下分離をしたのと同じような効果になるのです。
存続期間は2027年4月からの15年間、この区間の維持管理や設備投資には年間4~4.5億円がかかりますが、これを両市で負担します。今は2.5億円ですから、倍近く負担が増えることになりますが、これで鉄道が維持できるのならそう高くはないでしょう。
(参考:東愛知新聞ホームページ https://higashiaichi.jp/news/detail.php?id=24449、東日新聞ホームページ https://www.tonichi.net/news/index.php?id=114556)
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