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「ノロッコ号」、2026年度も運行

 「くしろ湿原ノロッコ号」、「富良野・美瑛ノロッコ号」といった「ノロッコ号」車両は、2025年度で運行を終える予定でした。

 ところが、この「ノロッコ号」、2026年度も走り続けるのです。なぜかと言えば、後継の「赤い星」、「青い星」の運行開始時期が遅れるからです。なぜ遅れるのかと言えば、「赤い星」、「青い星」の改造に時間がかかっているからなのです。

 「赤い星」、「青い星」の元々の車両はキハ143形。つくられてから40年以上が経過しています。改造に伴い、通常の定期検査では取り外さない内装材の内側を確認したところ、想定以上の腐食や歪みがあることがわかりました。「赤い星」、「青い星」は豪華で上質な観光列車として走らせます。そういうこともあって、通常の修繕より手をかけることにしたのです。

 先ほども述べたように、「赤い星」、「青い星」の運行開始時期の遅れをカバーするため、「ノロッコ号」は2026年度も走り続けることとなりました。しかし、「ノロッコ号」も古いです。牽引する機関車は経年が45年以上、客車は40年以上で老朽化が進んでいます。補修したくても部品の製造が中止されているものがありますので、使い続けることは困難です。ですから、「ノロッコ号」も2026年度までしか運行できません。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20250319_KO_startrain_zikihenkou.pdf)

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