« JR東日本の新幹線荷物輸送は、大口輸送なら平日は毎日取り扱い | Main | 交通系ICカードの機器更新も補助の対象へ »

元211系、三岐鉄道では5000系

 以前にも記事にしましたが、三岐鉄道はJR東海から211系を譲受しました。この元JR東海の211系ですが、改造を施し、三岐鉄道では5000系として走らせます。富田方からクモハ5100形、モハ5200形、クハ5300形です。なぜ5000系というのかと言えば、JR東海から譲受した車両が211系5000代だからです。なお、車体の帯の色は三岐線らしく、黄色とオレンジです。

 5000系は3両編成8本、合計24両を投入する予定です。JR東海から譲受したのは30両ですが、残りの6両は予備用でしょう。乗務員教習を終えた後、5月中から順次三岐線近鉄富田-西藤原間を走る予定です。5000系で既存の車両を全て取り替え、既存の車両は順次廃車になりますが、いつ置き換えを完了するかは未定です。

 それでは、5000系はどのようになっているのでしょうか? 車両の扉上部3か所には、停車駅や乗り換え案内などを表示するディスプレイが設置されます。通話型の非常通報装置が各車両に1か所設置されます。藤原方の車両にある車椅子スペースにも設置します。座席や床面は一新され、LED化されます。日本語のほか、英語による自動放送が行われます。始発発車後と終点到着前に、柳田淳紀氏(東京音楽大学の大学院生です)作曲の車内メロディが流れます。上り(富田方面)は伊勢湾の海、風、光を表現した、「きらめきの海風」、下り(藤原方面)は鈴鹿山脈の温かみを表現した、「山のおくりもの」です。
(参考:三岐鉄道ホームページ https://sangirail.co.jp/files/5000keidonyu.pdf、柳田淳紀インスタグラム https://www.instagram.com/junki_yanagita_22/)

| |

« JR東日本の新幹線荷物輸送は、大口輸送なら平日は毎日取り扱い | Main | 交通系ICカードの機器更新も補助の対象へ »

鉄道」カテゴリの記事

東海・北陸私鉄」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« JR東日本の新幹線荷物輸送は、大口輸送なら平日は毎日取り扱い | Main | 交通系ICカードの機器更新も補助の対象へ »