加古川線が観光路線になる?
加古川と谷川を結ぶ加古川線は、北に行けば行くほど利用者は減っていきます。一番北側の西脇市-谷川間はあまりにも利用者が少なく、存続が危ぶまれています。この状況を打開しようと、JR西日本は万博開催期間中、西脇市-谷川間を増発しています。
この加古川線をどうやって再生するのでしょうか? 地元もJRも観光客を増やせばいい、という考えで利用者の少ない区間で増発しています。地元の認識としては、加古川線は車の免許のない高校生が乗る路線で、大人になると便利な車に乗ります。
ところで加古川線に観光客が押し寄せるようなところはあるのでしょうか? あればとっくに利用されています。やはり必要な取り組みは、地味でも地元の人に利用してもらうことです。南側が新快速の走るJR神戸線に接しているのは武器になります。加古川線内ならともかく、大阪や神戸に行くときに加古川線も使ってもらうのです。まずは新型コロナのときに減らした加古川-厄神間を1時間2本に戻すことから始めます。できれば、地元負担にしてでも、西脇市まで1時間2本になれば理想的でしょう。今のままでは、「廃止が具体的に決まるまでに乗っておこう」という鉄道ファンしか引きつけられません。西脇市-谷川間の本数の少なさはプランを組むときのネックになりますから。
(参考:東洋経済ONLINE https://toyokeizai.net/articles/-/876251)
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