新宿-飛騨高山間の高速バス、東京に延伸
京王バスと濃飛バスは新宿-高山間に高速バスを走らせています。東京と飛騨の間には直結する鉄道がなく(名古屋や富山を経由しないといけません)、飛騨には空港もありません。バスが直結する唯一の交通機関です。
その新宿-飛騨高山線ですが、利用者が多い現状に対応して、4月1日から1往復増やします。1日5往復です。バスタ新宿8:15発と高山濃飛バスセンター10:30発が増えます。運行は京王バスと濃飛バスが交互で行います。
また、この新宿-飛騨高山線は長い間、東京側の拠点がバスタ新宿でしたが、1往復に限りバスターミナル東京八重洲発着となります。バスターミナル東京八重洲発着となるのは、バスターミナル東京八重洲22:10発(バスタ新宿22:55発)の夜行便(特定日のみ運行、高山濃飛バスセンター5:00着)と高山濃飛バスセンター8:30発です。高山濃飛バスセンター8:30発は四谷一丁目(四ツ谷駅)にも停まります。なお、新宿-飛騨高山線は先ほども書いたように通常、1日5往復ですが、利用者が多く見込まれる特定日には増便されます。増便されるのはバスターミナル東京八重洲22:10発の夜行便(4月11~15日、4月25日~5月6日、7月11日~10月13日に運行)と高山濃飛バスセンター17:10発(夜行便が運行される日の翌日に運行)で、ゴールデンウィークや夏から秋にかけてのほか、高山祭の時期もカバーします。
ただ、値上げも行われます。新しい運賃は昼行便が8000円、夜行便が9000円です。現在は平日6500円、休日等7000円(夜行便はありません)ですから、かなりの値上げです。元々距離の割には高目だったのですが、ライバルがいないので強気なのでしょう。バスターミナル東京八重洲、四谷一丁目発着の場合は500円ずつ加算されます。
(参考:京王バスホームページ https://www.keio-bus.com/news/d8cbcfc875fd1605cf30.pdf)
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Comments
運転手不足の今、あえて増便するというのは、需要が堅調ということでしょう。
バスは直通とはいえ、6時間近くかかる。
JRは北陸新幹線金沢開業の効果もあり、4時間以内で行けるが、運賃はバスの2倍程度かかるので、どっちもどっちだ。
高山地区は歴史的町並みが残る市街地で、インバウンド需要が支えているのかもしれません。
また、その近くにある飛騨古川駅は、映画「君の名は」のロケ地になったところで、駅の撮影目当てに来訪する人が多いところでもあります。
日本人にはありふれた風景で、「なんでこんなところに来るのか」と思いますが、外国人には聖地のような存在になっているのでしょう。
Posted by: かにうさぎ | 2025.05.04 09:41 PM
かにうさぎさん、こんばんは。
* 運転手不足の今、あえて増便するというのは、
新型コロナの前ぐらいの状態には戻っている、ということでしょうか?
* 高山地区は歴史的町並みが残る市街地で、
元々飛騨はインバウンドには人気の観光地です。東京と大阪の間にあり、昔ながらの日本を味わうことができるというのが好評の理由と思われます。
Posted by: たべちゃん | 2025.05.04 10:51 PM