万博へのバスは工事中の高速道路を通り、自動運転のバスもある
夢洲で行われている大阪・関西万博。メインのアクセスは地下鉄ですが、バスで行く方法もあります。同じ大阪から乗っても北側のうめきたからなら2000円、南側のマルビルなら1000円と不可解な料金設定ですが、万博ならではの未来のバスに乗ることができる路線があります。
それは新大阪発着のバス。万博会場までは1500円(子供も同額)、約30分です。60分間隔(新大阪発の朝と万博会場発の夕方以降は30分間隔)で走ります。
この新大阪発着のバスですが、火曜日と水曜日を除く新大阪10:30発、14:30発は自動運転バスで運行されます。観光バスタイプ(定員28人。全長8.8メートルと短いので、その分定員が少ないと思われます)でのEV車両での自動運転(最高速度時速60キロ)は、これが国内初めてです。
また、このバスは未開通の高速道路を走ります。淀川左岸線の一部区間(豊崎入口から海老江ジャンクションまで)、約4キロはまだ開通していませんが(順調に工事が進んでも2032年度の開通予定です)、そこを万博へのバスの専用道として使います。そして、その淀川左岸線の一部区間ではレベル4相当の自動運転を行います(万博会場行きのみ)。複数のセンサー等により取得したデータを基に自車の位置を推定し、あらかじめ設定した走行軌跡や目標速度に合わせて走行します。
(参考:大阪・関西万博ホームページ https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/themes/expo2025orjp_2022/assets/pdf/expo-map-index/access/main_station.pdf、阪急観光バスホームページ https://www.hankyu-kankobus.co.jp/highway/uploads/be/news/expo_jido_bus.pdf、大阪市ホームページ https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000160706.html)
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