昨日の記事の続きです。これで最後です。
(6)災害対策は割り切り
「米原ルート」の欠点として、東海道新幹線と共用する区間があるため、東海道新幹線が止まると北陸新幹線も止まるという問題があります。これはある意味仕方がありません。非常時には新快速を使って、米原や敦賀まで運ぶだけです。
しかし、参考にした資料では、米原-新大阪間と(東北新幹線等と共用している)東京-大宮間を同じものとしていますが、全く別です。あまりにも距離が違いすぎます。大宮まで行けば、東北線があります。京浜東北線もあります。埼京線もあります。関西で言えばJR京都線のほか、阪急も京阪もある京都-新大阪間ぐらいの感覚です。米原-新大阪間を関東に置き換えると、東京-高崎間です。高崎まで高崎線で頑張って行ってもらいましょう。非常時には高崎ぐらいまで在来線で行っても構わない、単純にそうやって割り切れるかどうかの話なのです。
(7)まとめ
こうやっていろいろ書きましたが、今までに挙げた「米原ルート」の問題点が解消できているのなら、とっくの昔に「米原ルート」に決まっているはずです。この問題が解決できていないから、「小浜-京都ルート」になったのです。「米原ルート」にした場合は、新幹線が通らなくなる小浜への補償が出てきますが、それは近江今津からの線路をプレゼントするか、あるいは小浜までの枝線新幹線をつくるしかないでしょう。敦賀折り返しの新幹線の一部を延長させれば良いのです。
ということは、「小浜-京都ルート」から「米原ルート」に変えるためには、技術的な問題がないか検証しないといけません。関係する府県やJR東海、JR西日本も加わった勉強会レベルからです。考えることは一点。どうやったら、富山と新大阪を結ぶフル規格新幹線ができるかです。東京と新大阪、北陸と山陽を直通できなくても構いません。北陸と関西の直通ができれば十分です。これにはJR東海やJR西日本の協力が欠かせません。どちらも「小浜-京都ルート」を推進していて、「米原ルート」には反対しています。会社としては妥当な話ですが、この方針を変えたいのなら、頭を下げないといけません。これこそ国交相のする仕事です。もっとも、今の国交相では軽すぎて、話にならないかもしれませんが。
現状では、京都府や京都市の理解を得て、「小浜-京都ルート」を進めるのがベターでしょう。新大阪に直結するのであれば、多少のルート変更は構わないでしょう。その「小浜-京都ルート」でできれば良いのですが、それができなかったときのために「米原ルート」の技術的検証はしておきます。また、どのルートになっても新幹線の完成には時間がかかります。暫定案としての「サンダーバード」の新幹線乗り入れは早急に検討しなければならないでしょう。
(参考:msnホームページ https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/北陸新幹線-敦賀乗り換え不要-は本当か-福井県-インチキ広告-の裏側を徹底検証-米原ルート-不利-試算の落とし穴-隠されたメリットとは/ar-AA1EYkyr?ocid=msedgdhp&pc=EDGEXST&cvid=f134ec8e34374729b6748e216daeef41&ei=29)
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