« ノンストップの「B&Sみやざき」 | Main | 上滝線への市内電車乗り入れは難しいとのこと »

「渋滞なくそう!半額パス」の経済効果

 2500円払って会員になると、朝ラッシュ時以外の運賃が半額になる「渋滞なくそう!半額パス」。その効果はどうだったのでしょうか?

 当初、このパスは、1500人の会員を集めるのが目標でした。しかし、5月12日に行われた会見によれば、5倍以上の約8000人が会員になりました。予想より多くの人がパスを購入したため、バスの利用者が前の年より約9.2万人増えました。逆に期間中の車の利用が約10万台減少しました。この交通量が減った経済効果を約1億円と推計しています。また、買い物が増えたことによる経済効果を約1.8億円と推計しています。合わせて約2.8億円の経済効果です。そして、利用者アンケートによれば、公共交通の利用が増えたと回答した人のうち、42%が車から移ったとのことです。車が減って公共交通に移るのは、喜ばしいことです。

 反対に、このパスの実験を行うのに要した費用は約8400万円でした。そのうち、熊本県や熊本市の補助金は約7000万円で、事業者の負担はほとんどありませんでした。このような取り組みを事業者の自助努力だけで行うのは難しいので、行政が積極的に関与するのが望ましいと言えます。
(参考:FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/870703)

| |

« ノンストップの「B&Sみやざき」 | Main | 上滝線への市内電車乗り入れは難しいとのこと »

鉄道」カテゴリの記事

中四国・九州私鉄」カテゴリの記事

バス」カテゴリの記事

路面電車」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« ノンストップの「B&Sみやざき」 | Main | 上滝線への市内電車乗り入れは難しいとのこと »