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北陸新幹線「米原ルート」、東海道新幹線に乗り入れるか否かで大きな差

 北陸新幹線米原ルートの最大の売りは建設費の安さですが、どれぐらい安いのでしょうか? 石川県選出の自民党国会議員らでつくる自主研究会が、「米原ルート」の工費や工期を独自に試算し、公表しました。

 工費は東海道新幹線に乗り入れるか否かで大きく変わります。東海道新幹線に乗り入れず、米原で乗り換えさせる場合は9000億円、東海道新幹線に乗り入れ、新大阪に直通する場合は1.6兆円です。工期はいずれも13~15年とし、2042年に開業できるとしていますが、2年で関係者との利害を調整し、「小浜-京都ルート」から変更することは難しいです。今のところ「米原ルート」を支持するのは外野だけで、利害関係者で支持しているのは誰もいません。「米原ルート」でつくれば、「小浜-京都ルート」より10年早くできるそうですが、利害の調整に時間がかかり、どちらでやっても完成するのは同じぐらいなのかもしれません。

 ちなみに、「小浜-京都ルート」の工費は桂川案が3.4兆円、南北案が3.9兆円、工期は桂川案が26年、南北案が25年です。湖西線沿いにつくる場合の工費は東海道新幹線に乗り入れない場合が1.3兆円、乗り入れる場合が2.0兆円で、工期はいずれの場合も20~22年です。湖西線沿いにつくる場合はとりあえず京都までできますので、「サンダーバード」で京都で乗り降りする人の場合、東海道新幹線に乗り入れができなくても困らない、ということになります。フリーゲージトレインは3000億円、10年でできますが、そもそも技術的に失敗しているものなので、再チャレンジして実用化できるという保証はないです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/AST6K3Q0BT6KULFA00GM.html、北國新聞ホームページ https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1779524)

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