万博の東西ゲートを結ぶバス
大阪・関西万博は地下鉄に直結している東ゲートの人気が高く、バスや車を使う人用の西ゲートはあまり人気がありません。地下鉄は予約しなくても乗れるのですが、バスは基本的に予約が必要で、それも「KANSAI MaaS」という専用のアプリを入れないといけないのがネックになっていると思われます。地方なら車のアクセスが重要ですが、公共交通が発達しているので、車で出かけるという発想もありません。
とは言っても、西ゲートの利用者を増やして東ゲートの混雑を緩和しなければならないので、シャトルバスの充実が図られます。6月29日にできた新路線は、Osaka Metroのコスモスクエアとを結ぶバス。所要時間は15分で、運賃は350円です。会場に向かう往路は7時台から17時までの間に15~30分間隔で走ります。復路は13時から22時の間に25~35分間隔で走ります。合計42便です。ところで、コスモスクエアは夢洲のひとつ手前の駅で、地下鉄に乗ってきた人はそのまま夢洲まで行きます。どのような人の利用を想定しているのでしょうか?
また、JRで来る人が使う桜島と会場を結ぶシャトルバスも、7月1日から増便されます。往路の始発を15分繰り上げ、7:45とします。7時台には9便走ります。利用者の多い8時台~10時台の往路を17便、19時台~21時台の復路を25便増やします。混雑するときは23時台の復路も運行します。増便は利用者の少ないP&Rのバスを転用して賄います。
いろいろ書きましたが、ここからが本題です。東ゲートから西ゲートに徒歩で行くことのできる通路は16日に開設されましたが、約1.6キロの日陰がない道のりを約30分かけて歩く必要がありました。そこで7月1日から運行を開始するのが、東西のゲートを結ぶシャトルバスです。8:30から11:30の間、約5分間隔でバスは走り、運賃は400円です。西ゲートから入場する人しか利用できないバスで、入場券の提示が必要です。どうやら万博会場の外周を走るバスを使うようで、キャッシュレス決済限定ですが、事前の予約は不要です。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/AST6V148VT6VOXIE04KM.html、産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20250626-VEN3VM6PTVN7HJMARTFDP55FLY/、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/4803327d955a192b092000d1ae49c7e4546c6969、https://news.yahoo.co.jp/articles/295a9beeb20240d52cd175d28ba243b7857c8d6f)
| Permalink | 0
「バス」カテゴリの記事
- SRTは2026年2月13日運行開始(2025.11.09)
- 道南バス、苫小牧への高速バスを廃止(2025.11.03)
- JR西日本と関西私鉄でQRフリー切符(2025.11.09)


Comments