高速バスの「相席ブロック」問題
高速バスの座席は、昼行のバスは4列が標準的です。夜行でも比較的安いのは4列です。
この場合、隣の人がどういう人かによって、旅は変わってきます。バスのシートは鉄道に比べて窮屈で、走行中はトイレに行く時を除いて移動できませんので、隣の人の重要性はさらに強まります。しかも、隣にどういう人が来るかは、乗ってみたいとわかりません。
少々高いですが、夜行などに多い3列シートのバスに乗れば解決できます。1列ずつ独立していて、隣の座席との間にカーテンがあります。昼行はともかく、夜行で4列はきついです。
しかし中には、1人で2席を予約して、直前にキャンセルして2席を1人で使う人もいます。いわゆる「相席ブロック」で、バス会社はしないように呼びかけていますが、はっきりと違法というわけではないので、やる人はやります。
その原因ははっきりしています。キャンセル料が安いのです。発車直前でもキャンセルでき、しかもキャンセル料が110円なら、誰でもその手を使いたくなります。そして「相席ブロック」を使えないようにする動きもあります。「はかた号」がそれで、前日と当日のキャンセル料は運賃の50%です。割引切符でもないのに、半分も取られてしまいます。一部の人のおかげで、キャンセル料が高くなってしまいました。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/87fa907eaad4e132a4c010393dae4d3c43dabb8c)
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