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JR西日本、「J-WESTカード」会員専用の「eきっぷ」等廃止

 鉄道会社は鉄道だけでは儲からないので、生活のあらゆるシーンで鉄道会社の関連商品を使ってもらうようにしています。クレジットカードもそのひとつで、たとえ鉄道に乗らなくても、支払いをするだけで鉄道会社の利益になるのです。そして、自社のクレジットカードを持っている人には、通常よりもお得な切符が用意されています。自社のクレジットカードを契約してもらうためです。JR西日本にも、自社のクレジットカード、「J-WESTカード」を持っている人には、お得な切符が用意されています。

 しかし、参考にした記事の末尾に少しだけ書かれているので詳細はわかりませんが(しかし、このblogもそうですが、その末尾の部分だけをクローズアップした記事がたくさん出ているので、広報のしかたとしては適切ではありません。肝心の言いたかったことが伝わらず、マイナス面ばかり広がってしまいます)、2026年春に「J-WESTカード」会員向けの「eきっぷ」、「eきっぷ(IC用)」、「eチケットレス特急券」の発売を終了します。代替の切符があるのかどうかはわかりません。

 先ほども書いたとおり、代替の切符があるのかわからない状態で判断はできないのですが(さすがに代替商品がなければクレジットカード会員になる必要はありませんから、何らかはあるとは思われますが)、JR西日本の近距離特急は割引切符がないと高すぎて乗ることができない代物です。それなのに、頼みの綱の割引切符を廃止してどうするのでしょうか?

 以前にも書きましたが、JRがこのように割引切符を廃止するのは、運賃の値上げが難しいからです。本来なら大都市圏以外の運賃を上げ(輸送密度が1万人のところでも赤字になるのはあまりにもおかしいです)、正規料金を高くします。今は大都市圏に住んでいる人や新幹線の利用客が、社会的にも不要な路線を維持するために過大な負担をしているのです。ある程度の距離なら特急を使うのが当たり前なので、それを前提とした運賃体系とします。「みどりの窓口」で駅員と相談しながら切符を買いたい人には、高い正規料金の切符を買ってもらうことで、人件費などの費用を負担してもらいます。安い切符が欲しいのなら、インターネットで割引切符を買えば良いのです。今の運賃体系は長距離の交通手段が鉄道しかなかった時代の遺物で、航空機も高速バスもある時代に合ったものではありません。運賃の認可を行う国交省の意識改革が必要なところです。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250716_00_press_jwestcard_kippu.pdf)

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