紀勢線白浜以南の利用状況について
紀勢線白浜-新宮間は特急が走る路線でありながら、利用者は極めて少ないです。特急が1日5往復走る路線であるにもかかわらず、輸送密度はたったの935人(2023年度)。特急がなければ悲惨な数字です。
そのため、紀勢本線活性化促進協議会は、繁忙期を除いて月曜日から木曜日は運休している「くろしお」1往復を毎日運行させるという増便実証実験を行います。「くろしお」は2021年3月のダイヤ改正で一部は週末を中心に運転する臨時列車になりましたが、そのうちの1往復を毎日運転にするのです。実証実験の期間は11月4日から2026年3月31日までですが、2026年度も行う予定です。「WESTERポイント」で還元するキャンペーンなども行います。
さて、現在、白浜以南の特急停車駅の利用状況はどのようになっているのでしょうか? 興味深い資料がありましたので、紹介します(数字は2023年度)。白浜の全列車乗車人員は626人、そのうち下り(新宮方面)の特急乗車人員は16人です。周参見の全列車乗車人員は98人、そのうち下り(新宮方面)の特急乗車人員は1人、上り(和歌山方面)の特急乗車人員は11人です。串本の全列車乗車人員は250人、そのうち下り(新宮方面)の特急乗車人員は3人、上り(和歌山方面)の特急乗車人員は63人です。古座の全列車乗車人員は107人、そのうち下り(新宮方面)の特急乗車人員は0人、上り(和歌山方面)の特急乗車人員は13人です。太地の全列車乗車人員は91人、そのうち下り(新宮方面)の特急乗車人員は0人、上り(和歌山方面)の特急乗車人員は13人です。紀伊勝浦の全列車乗車人員は324人、そのうち下り(新宮方面)の特急乗車人員は77人(「南紀」の数字も含んでいます)、上り(和歌山方面)の特急乗車人員は108人です。 新宮の全列車乗車人員は828人、そのうち上り(和歌山方面)の特急乗車人員は105人です(「南紀」の数字も含んでいます)。意外と紀伊勝浦の利用者は多かったですし、国鉄時代からの特急停車駅(白浜、串本、紀伊勝浦、新宮)と急行停車駅(周参見、古座、太地)の差は今でもはっきりとしています。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250821_00_press_Kiline_riyousokushin.pdf)
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Comments
ご無沙汰しております。
(ブログはいつも読ませていただいています。)
紀伊勝浦駅は、温泉や那智の滝といった観光資源も多く、また近年はインバウンドの利用も多いので、特急利用者が多いというのはあるかと思います。
11月からは毎日6往復運行となりますが、利用者がどの程度変化するのか、注目したいと思います。
Posted by: hanwa0724 | 2025.08.30 07:41 PM
hanwa0724さん、おはようございます。
* 紀伊勝浦駅は、温泉や那智の滝といった観光資源も多く、
紀伊勝浦は観光地としては有名ですが、それでも新宮以上に特急の利用者が多かった(今はそうでもないですが、過去は明らかに紀伊勝浦のほうが多かったです)のは意外に感じました。
Posted by: たべちゃん | 2025.08.31 08:45 AM