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岸和田、貝塚が早朝、夜間無人駅に?

 この10月1日から、岸和田と貝塚の窓口営業時間が短縮されます。現在は、岸和田が5:50~24:00(定期券は6:30~19:00)、貝塚が6:30~19:00だったのですが、10月1日以降は岸和田が8:00~21:30(定期券は19:00まで)、貝塚は8:00~19:00と短くなります。

 なぜ短くなるのでしょうか? 働き方改革の一環で、駅員の泊まり勤務の大幅縮小を図るためです。現在、約650人いる駅員は日替わりで、泊まり勤務を行っています。駅の始業、終業に必要な作業や夜間警備のためです。しかし、泊まり勤務がある限り、育児や介護など事情がある人は働きにくいのです。そうでなくても、若い人を中心に泊まり勤務への抵抗感は強く、さらに人手不足になることが予想されます。そこで、この10月から岸和田や和泉大宮など6駅(おそらく岸和田が管轄する、春木から二色浜までの6駅か?)で試行を行い、問題がなければほかの駅にも広げるのです。当初は6駅に勤務する駅員約40人のうち、希望する約30人について泊まり勤務が免除され、21:30までに帰宅することができます。将来は泊まり勤務を免除されるのが、駅員全体の7割程度にしたいようです。もちろん、21:30以降も駅は営業していますので、一部の機器は遠隔操作で対応したり、警備会社との連携を強化したりします。

 今どきの駅は、自動券売機があり、自動改札があるので、普通しか停まらない駅なら、無人でも問題はありません。必要なら、近くの主要駅から駅員を派遣すればいいのです。ですから、普通しか停まらない和泉大宮に泊まり勤務があること自体が驚きのレベルで、必要があれば近くの主要駅(今回だと岸和田)から派遣すれば良いのです。問題なのは、岸和田のような主要駅。このような規模でも早朝や深夜には駅員がいなくなるのでしょうか? むしろ近くの近隣駅から要望を受けて、駅員を派遣するレベルの駅です。このような駅でも早朝、夜間無人でも対応できるかどうかが試行の目的でしょうが。

(追記)
 10月1日以降、岸和田の駅係員配置時間は7~24時になりました。早朝と深夜は無人駅ということになります。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/traffic/info/250922.html、https://www.nankai.co.jp/traffic/otoku/hatsubai.html、https://www.nankai.co.jp/traffic/teiki/uriba.html、https://www.nankai.co.jp/traffic/station/kishiwada.html、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/economy/20250927-OYT1T50019/)

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