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九州ほぼ一周の旅(3)

 延岡方面への普通列車での始発は佐伯6:18発。延岡まで行く普通列車は1日1本なので、この列車が最終列車でもある。この始発兼最終列車に使われるのは特急用の787系4両編成。一番前の車両だけに乗ることができる。佐伯から乗ったのは私と高校生らしい女の子。延岡に私立の学校があるのだろうか? 昨日折り返した重岡で南延岡からの普通とすれ違う。こちらも特急用車両を使っているが(佐伯と延岡の間を走る1.5往復の普通は、全て特急用車両が使われる)、乗っている人は延岡行きより多い。重岡も同じ佐伯市内なので、行くなら佐伯の高校になるのだろう。列車が坂道を下っていることを感じるようになれば、宮崎県。最初の駅が市棚。2人乗ってくる。そのほかの駅でも乗る人はいるが、人数は多くはなく、延岡到着時点でも10人に満たない。ちなみに、この普通列車、グリーン車もある。車両の前方がグリーン車なのだが、乗っている人はいなかった。

 延岡からは7:35発の西都城行きに乗る。817系の2両編成で、座席は革張りの転換クロスシート。列車の到着が遅れ、1分ほど遅れて出発。車内は高校生が多かったが、彼ら彼女らは門川、日向市、財光寺で降りる。しかし、立っている人がいなくなったぐらいで、座席はきっちりと埋まっている。学生需要だけではない、というのが幹線である証拠か? 列車は快走する。後ろの車両は前に比べて空いていたが、宮崎に近づくにつれて混んでくる。一気に減ったのは宮崎。一気に誰もいなくなった。南宮崎で乗り換え。次に乗るのは日南線、9:15発の快速「日南マリーン号」である。南宮崎での接続時間が1分で、かつ延岡からの列車が特急とのすれ違いで3分ほど遅れたので、きちんと接続を取ってくれるか心配であったが、待ってくれていた。「日南マリーン号」はキハ40の1両編成。首都圏色である。ボックスシートは埋まっていたので、ロングシートの部分に座る。「日南マリーン号」は快速なので、一部の駅を通過する。最初はそれなりに乗っていた「日南マリーン号」だが、途中の飫肥などで降り、終点の志布志まで行く人はごくわずか。2時間半近くかけてようやく着いた。

 ここから先は鉄道がないため、バスに乗る。バスは12:20発なので40分ほどある。バスは一部を除いて50分程度の間隔で走っていて、本数は意外とある。目の前にスーパーがあるので、ここでお昼を買う。鮮魚コーナーでカツオの刺身があったので、それと白御飯でお昼にする。醤油も欲しかったが仕方がない。時間になり、やってきた垂水行きのバスはかなりくたびれたバス。交通系ICカードは使えず、新1000円札も対応していない。バスに乗り、西に向かう。客は少なく、鹿屋の市街に入ったら若干増えたが、それまでは1人か2人。公共交通機関はバスしかないが、鹿屋はこのあたりでは大きな町で、道は渋滞し、道沿いにはロードサイド型の店が並んでいる。1時間近く乗ると、ディーゼルカーが見えてきた。降りる。鹿屋は鉄道のない町だが、40年ほど前までは国鉄の路線があった。その鹿屋にあった国鉄線、大隅線について写真などで紹介するのが市役所の隣にある鹿屋市鉄道記念館である。かつてはここに駅があったのだ。鹿屋市鉄道記念館は10分か15分で見終わったが、まだ時間はある。鹿屋航空基地史料館に行こうと思ったが、場所がわからない。とりあえず次に乗るバスの時刻を見るため、リナシティかのやに行く。かつてはショッピングセンターもあったが、閉店してしまった。そこで鹿屋航空基地史料館の大まかな場所を調べ、行くことにした。ちょうどいいバスがなかったので30分弱かけて歩き、鹿屋航空基地史料館に到着。海上自衛隊の基地の中にある。早速中に入って見ることにするが、あまりのボリュームに次のバスまでの30分程度では圧倒的に時間が足らない。急いでも2時間はかかりそうなので、行くときは時間に余裕を持って行きたい。(続く)

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Comments

ご無沙汰しております。
(ブログはチェックしております…)

佐伯→延岡の普通列車、私も乗車しました。
そして、思い切ってグリーン車に乗車してみました。
(上記リンク先に記事を掲載しております。)

私が訪問した時も、やはり重岡から佐伯方面の学生が多かったですね…

Posted by: hanwa0724 | 2025.09.25 11:12 PM

 hanwa0724さん、こんばんは。

* そして、思い切ってグリーン車に乗車してみました。

 混んでいたらグリーン車に移ることも考えていたのですが、結局混まなかったので移りませんでした。

* 私が訪問した時も、やはり重岡から佐伯方面の

 県境を挟む区間なので、需要が少ないのでしょう。

Posted by: たべちゃん | 2025.09.26 10:38 PM

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