新潟県東西ミニ新幹線案
新潟県には上越新幹線、北陸新幹線という2つの新幹線が走っていますが、その間の行き来がどうしても不便となります。
それをカバーするために出ているのが、上越新幹線と北陸新幹線に挟まれた、長岡-上越間を高速化するという話。候補は4案ありますが、その4案についての新潟県による調査結果が明らかになりました。
まず、(1)長岡-上越妙高間のミニ新幹線化とは、信越線とえちごトキめき鉄道の長岡-上越妙高間を改軌して、上越新幹線及び北陸新幹線にアプローチ線を整備して、乗り入れます。貨物輸送もあるので、複線区間は狭軌と標準軌を並列させます。犀潟-直江津-上越妙高間は3線軌にします。上越妙高での方向転換は必要となりますが、北陸新幹線が全線開通すれば、新潟-新大阪間の直通も可能になります。3時間31分かかります。新潟-直江津間は1時間9分です。建設費は1023~1738億円、費用便益比は0.9~1.4、工期は15~17年を見込んでいます。(2)長岡-糸魚川間のミニ新幹線化とは、信越線とえちごトキめき鉄道の長岡-糸魚川間を改軌して、上越新幹線及び北陸新幹線にアプローチ線を整備して、乗り入れます。貨物輸送もあるので、3線軌となる犀潟-直江津間を除いて、狭軌と標準軌を並列させます。上越妙高での方向転換はなくなりますが、高田は通りません。新潟-新大阪間は3時間32分になると見積もられています。新潟-糸魚川間は1時間31分です。建設費は1191~1971億円、費用便益比は0.7~1.2、工期は19~21年を見込んでいます。改軌する区間が長い分、最高速度が時速130キロに抑えられる区間が増え、数字は悪くなります。(3)改軌をせず、狭軌のまま線路の改良を行う案もあります。柏崎-柿崎間など2か所で短絡トンネルを整備し、時速130キロを連続して出すことができるよう、曲線の改良を行います。狭軌のため新幹線との直通はできませんが、長岡では新幹線と同一ホームで乗り換えることができるようにします。乗り換え時間を含めて新潟-直江津間は1時間19分、新潟-新大阪間は3時間53分です。建設費は962~1522億円、費用便益比は0.1~0.2、工期は13~15年を見込んでいます。新幹線をつくらずに代わりに在来線の改良をするべき、と主張する人がいますが、高速道路を走る車と同じ程度の在来線に投資しても効果は得られません。その程度のスピードでは車を選ぶのです。車より明らかに速い新幹線だからこそ、鉄道が選ばれるのです。最後の(4)北越急行のミニ新幹線化とは、北越急行六日町-うらがわら間を3線軌にして、上越新幹線及び北陸新幹線にアプローチ線を整備して、乗り入れます。上越線六日町-浦佐間は狭軌と標準軌を並列させます。うらがわら-上越妙高間は短絡線を整備します。将来、羽越新幹線に転用することができます。また、このままでは柏崎にメリットがありませんので、長岡では新幹線と同一ホームで乗り換えることができるようにします。 新潟-上越妙高間は1時間18分、新潟-新大阪間は3時間28分です。建設費は1326~2251億円、費用便益比は0.5~0.8、工期は8~10年を見込んでいます。早くできるのが長所です。
これらのことから考えると、(1)か(2)が選ばれるのでしょう。信越線を狭軌と標準軌の並列にさせるのです。上越妙高接続の(1)のほうが糸魚川接続の(2)より数字は良いですが、(2)だと糸魚川への行き来が便利になるというメリットがあります。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/shinetsu-shinkansen2025/)
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