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富山地鉄、宇奈月温泉方面も廃止か?

 多額の赤字に悩む富山地鉄は、自治体から新たな支援が受けられない限り、一部区間を廃止することを考えています。対象となる区間は本線の滑川-新魚津間、立山線の岩峅寺-立山間です。

 ところが、これにもうひとつ加わることになりました。本線の新魚津-宇奈月温泉間です。つまり、本線は滑川-宇奈月温泉間が廃止されるというのです。滑川-新魚津間だけが廃止された場合、ほかの富山地鉄の路線と接続しない(あいの風とやま鉄道とは新魚津で乗り換えることができます)新魚津-宇奈月温泉間を走る車両の保守点検をどのように行うかという問題が生じていましたが、廃止という悪い方向で解決されることになります。新魚津-宇奈月温泉間には新幹線停車駅に隣接している新黒部があります(新幹線の駅は黒部宇奈月温泉)。電鉄富山ー新黒部間の運賃は1380円です。これに対して、富山-黒部宇奈月温泉間の運賃と自由席特急料金の合計は1470円、たった90円しか差がありません。速さの差は圧倒的です。

 ただ問題なのは、岩峅寺-立山間にも言えるのですが、観光客の輸送をどのようにするか、ということです。地元向けの代替バスとは別に、黒部宇奈月温泉まで新幹線で来てもらい、そこから温泉用の連絡バスに乗ってもらうのでしょうか?
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/toyamachitetsu202509/)

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