快速「みえ」等にHC35形
JR東海は、快速「みえ」や高山線、太多線で走っているキハ75形の置き換えとして、HC35形をつくることにしました。
HC35形は、ハイブリッド方式の車両。2028年度から2029年度にかけて、2両編成19本、38両がつくられます。HC35形が走るのは名古屋-伊勢市・鳥羽間、岐阜-下呂間、美濃太田-多治見間です。最高速度は時速120キロです。
座席配置は、名古屋-伊勢市・鳥羽間とそれ以外とで異なります。快速「みえ」が走る名古屋-伊勢市・鳥羽間は、転換クロスシートとロングシートが1両ずつ、それ以外の岐阜-下呂間、美濃太田-多治見間で使うのは2両ともロングシートです。快速「みえ」で指定席として使われる部分には転換クロスシートを用意し、それ以外の部分はロングシートで対応するのです。いくら運賃だけで乗ることができる自由席とは言え、伊勢までロングシートになるのです。
分割民営化直後は各社で転換クロスシートの新車が投入されましたが、最近はそういうところでもロングシートになっています。JR北海道もJR九州も新しいのはロングシートです。その中でJR西日本とともに転換クロスシート主体を維持していたJR東海ですが、最新の315系はロングシートです。中央線、関西線、静岡地区の東海道線だけではなく、これまで転換クロスシートが使われてきた東海道線の快速系統にもロングシートの315系が使われる例が出ています。
このままJR東海でもロングシートの車両がメインとなるのでしょうか?
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000044528.pdf)
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Comments
将来的には、有料座席(普通・快速列車普通車指定席)のみクロスシートで、それ以外はロングシートになってもおかしくなさそうですね。
もちろん、JRに限らず、私鉄でも、競合区間の快速(無料特急)列車はクロスシート主体でしょうが。
(なお、競合区間でも、普通列車はロングシートが多いです。)
その点で考えれば、JR西の学研都市線のうれしートなんかは、利用が良好ならば、その部分(編成両端部)のみクロスシートに改造するかも知れませんね。
Posted by: RICOH | 2025.10.03 10:21 AM
RICOH さん、こんばんは。
* 将来的には、有料座席(普通・快速列車普通車指定席)のみクロスシートで、
東京が典型的な例です。お金を出せば快適な座席に座ることができますが、そうでなければロングシートです。
* その点で考えれば、JR西の学研都市線のうれしートなんかは、
「快速 うれしート」の特徴は、既存の車両に手を加えないことにありますから、クロスシートにしては意味がありません。
ただ、ロングシートでも構わないですが、追加料金を取るなら2席欲しいです。荷物置き場にも子供が座る場所にもできます。
Posted by: たべちゃん | 2025.10.03 10:50 PM