« 京王バスが国産EVバスに切り替えるわけ | Main | 西鉄貝塚線、車両置き換えによって増備 »

外国が銚子電鉄のスポンサーに

 銚子電鉄は駅にネーミングライツを導入しています。企業はお金を払って駅名の愛称の命名権を取得し、駅名標や車内放送のアナウンス等で会社名などをPRすることができます。

 8月6日から、新しい駅名の愛称が誕生しました。ネーミングライツを取得したのは、企業ではなく、国。太平洋に浮かぶ島、ナウル共和国です。面積約21平方キロメートル、人口約1.2万人です。笠上黒生の駅名標や案内表示がナウル共和国・笠上黒生になったのです。

 なぜナウル共和国がネーミングライツを取得したのでしょうか? きっかけは銚子電鉄の広告(予算不足で社員が1時間でつくったものです。個人でつくったようなもので、ちゃんとした企業ならもっと良いものができそうです)と同じテイストでナウル共和国政府観光局が大阪・関西万博のナウルパビリオンのPRをつくったというトラブルです。このトラブルが逆に両者の交流を始めることとなり、ネーミングライツの取得に至ったのです。

 ユネスコによって消滅危機言語に指定されているナウル語による車内放送も行っていて、さらに駅舎内には日本ナウル友好記念博物館をつくるという計画もあるようです。
(参考:銚子電鉄ホームページ https://www.choshi-dentetsu.jp/news/7421/、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/587803)

| |

« 京王バスが国産EVバスに切り替えるわけ | Main | 西鉄貝塚線、車両置き換えによって増備 »

鉄道」カテゴリの記事

関東・甲信越私鉄」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 京王バスが国産EVバスに切り替えるわけ | Main | 西鉄貝塚線、車両置き換えによって増備 »