東筑軒、駅弁事業を事業譲渡していた
東筑軒の「かしわめし」は、九州の有名駅弁のひとつ。折尾では今なお立ち売りが残っています。その「かしわめし」をつくっている東筑軒ですが、1日に事業を譲渡していたことがわかりました。
譲渡先は、福岡市博多区に本店がある大迫ホールディングスの関連会社です。新たに会社を設立し、この会社が名称を東筑軒に変えて事業を引き継ぎます。本店所在地も変わりません。なお、大迫ホールディングスは、地図情報大手のゼンリン(本社:北九州市戸畑区)の創業家が設立し、不動産業を行っている会社です。
実は東筑軒は長年の間、赤字に苦しんできました。1992年5月期には売上は約12.6億円ありましたが、駅弁を買う人が減ったようで2024年5月期は約9億円にまで減っています。赤字は8年連続です。赤字の額がどれぐらいかはともかく、8年連続赤字でも会社が潰れない程度の過去の蓄積があり、また受け皿になる会社があったのは幸いなことです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASTB13HH6TB1TIPE00YM.html、毎日jp https://mainichi.jp/articles/20251002/ddl/k40/020/180000c、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOJC016CY0R01C25A0000000/)
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