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January 2026

三峰ロープウェイ復活か?

 秩父市の三峯神社は年間約60万人が訪れる有名な観光地です。休日には駐車場から25キロにわたって渋滞することもあります。かつてはロープウェイもあったのですが(戦前からある、由緒正しいロープウェイです)、道路の開通により利用者が減ったため、2007年に廃止されています。

 ただ、先ほども書いたように、三峯神社を訪れる車による渋滞は深刻なので、20年ほど前に廃止したロープウェイを復活させる動きがあるようです。地元の秩父市は2025年度中に復活に向けた調査を行います。この調査でロープウェイ復活の可否を判断するとともに、ルートについても検討します。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/545478d8bd18bf782982b8d661f35f68d3964325)

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東海道・山陽新幹線の早朝、深夜の臨時列車

 ダイヤ改正の記事のところでも書きましたが、JR東海、JR西日本は早朝や深夜に臨時列車を走らせます。それでは、それらの臨時列車はいつ走るのでしょうか? JR東海、JR西日本から発表がありました。

 まず、上りについて書きます。京都6:03発東京行きの「のぞみ」は、土曜日(あるいは連休初日)と月曜日(あるいは連休の翌日)に運転します。岐阜羽島6:30発東京行き「こだま」は毎日運転します。博多19:18発品川23:59着の「のぞみ」は、5月5日と6日に運転します。

 下りについては、東京19:00発博多23:59着と、東京20:09発広島23:59着の「のぞみ」は、どちらも5月1日に走ります。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000044863.pdf、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/260116_00_press_rinjiressya_spring_1.pdf)

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近鉄車両に東武8000系風ラッピング

 近鉄の一般車両の色と言えば、赤と白のツートンカラーですが(最近は青と白のものも走っていますが)、それとは全く違った塗装のものも走っています。

 それは東武8000系そっくりの塗装。近鉄の1252系の2両1編成に東武8000系風のラッピングを施し、1月22日から奈良線、京都線、橿原線などで運行しています。東武8000系は東武の通勤用の主力車両として、1963年から1983年にかけて712両も製造されました。古い車両なので多くは廃車になりましたが、今でも155両が残っていて、野田線等で走っています。

 なぜこんなことをしたのかと言えば、日光や鬼怒川温泉など東武の沿線観光地の紹介のため。車内広告などで、近鉄沿線の利用者に東武沿線の魅力を伝えます。

 反対に、この春には今度は東武の車両に近鉄風のラッピング車両を走らせる予定です。
(参考:近鉄ホームページ https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/1bf3ddbbcad6495fb91f4e987d7fd153/260120.pdf、産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20260120-ZCB2IGEHFBPNHJNE3L6PQFO72A/)

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冬の山線で一部列車がキハ201系3両編成に置き換え

 北海道新幹線が全線開業すると、函館線長万部-小樽間は廃止され、バスになります。

 その函館線長万部-小樽間ですが、その区間では混雑のため、倶知安-小樽間の一部列車がH100形2両編成から輸送力のあるキハ201系3両編成に置き換えられています。なぜ混雑しているのかと言えば、インバウンドの観光客のため。スキーを楽しみ、ニセコエリアのホテルに泊まり、チェックアウトした後に乗る列車が混んでいるのです。

 この状況から、北海道新幹線が開業した後も並行在来線を廃止せずに維持すべき、と主張している人もいます。新幹線が開業した後、並行在来線はバスに転換されますが、バス会社は運転士不足のため引き受けできる状況になく、協議が難航していることも鉄道を存続させる理由としています。

 しかし冷静になって考えてみれば、新幹線が開業すれば、観光客は新幹線に乗って移動します。倶知安から札幌まで新幹線で25分なら、並行在来線の出番はありません。特に外国から来た人なら、日本の新幹線にも乗りたいでしょう。さらに言えば、新幹線が開業すれば、ニセコエリアから直接東京に行く人もいるでしょう。空港での手続きなども考えたら、新千歳に寄るより、新幹線で東京に行ったほうが速いです。結局のところ、函館線長万部-小樽間で鉄道が求められるのは小樽に近い余市-小樽間ぐらいで、ニセコエリアの観光客需要は新幹線である程度はカバーできると考えたほうが良いでしょう。観光客は快適な新幹線に乗ることができる、JRは新幹線料金も入るため収入が増える、ある意味どちらもハッピーです。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/c705cf0223a0ffd0d6b657578d469f9019ee516f)

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大井川鐵道、3月9~13日は全線終日運休

 大井川鐵道は3月9日から13日までの平日5日間、全便を運休し、バス等による代行輸送を行います。

 なぜ運休するのかと言えば、線路脇の樹木を伐採し、倒木することを防ぐためです。5日間昼も夜も連続して運行を止めることで、効率よく作業をしようとしているのでしょう。

 鉄道は運休しますが、代わりにバス等による代行輸送を行います(神尾と抜里には立ち寄りません)。全て各駅停車で、金谷-川根温泉笹間渡間が3.5往復、金谷-家山間が2往復、金谷-新金谷間が3.5往復です。鉄道のダイヤとは違いますので、御注意ください。運賃は鉄道と同額で、定期券や回数券でも乗車できます。無人駅から乗車する場合など、切符を買うことができない場合は、現金で支払います。
(参考:大井川鐵道ホームページ https://daitetsu.jp/archives/299359)

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2月1、7、8日の3日間は京阪500円で乗り放題

 京阪は、2月1、7、8日のいずれか1日しか使えませんが、たった500円で全線乗り放題となるフリー切符を発売します。

 その切符の名前は、「京阪電車 冬のおでかけ応援きっぷ」。2月1、7、8日のいずれか1日(購入するときに指定します)に、石清水八幡宮参道ケーブル、大津線を除く京阪線全線(京阪本線、鴨東線、中之島線、交野線、宇治線)が乗り降り自由です。淀屋橋から出町柳まで行くだけで、元が取れるのです。切符は駅では発売せず、「スルッとQRtto」でのみ発売します。決済はクレジットカードで行います。大人のみ3000枚限定で、売り切れたら発売終了です。

 京阪も窓口や券売機ではなく、スマホで直接購入して、そのスマホがそのまま切符になるデジタル乗車券を普及させようとしています。そのきっかけとして、格安の切符をつくったのでしょう。一度試してみるきっかけになります。
(参考:京阪ホームページ https://www.keihan.co.jp/corporate/info/release/assets/260116_keihan-railway.pdf)

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大阪・関西万博で使われたEVバス、路線バスに転用できずに放置

 大阪・関西万博では、EVバスが活躍しました。会場の外周を走ったり、桜島とのシャトルバスに使われたりしていました。合わせて150台が走っていました。

 しかし、万博の会期は半年。当然、その後はほかのところで使います。購入したOsaka Metroも、閉幕後は大阪市内の路線バス等として使う予定でした。ところがそれが使われず、森之宮のOsaka Metroの駐車場に約100台が留め置かれているなど、使われないままになっています。

 なぜこのようになったのでしょうか? EVバスは中国メーカーが製造したバスを輸入し、国内向けに販売したものですが、そのEVバスに不具合が生じていたのです。2025年10月には国交省が輸入して販売した会社に立ち入り検査を行い、2025年11月にはその会社がブレーキの問題で、国交省にリコールを届け出ました。

 いくらEVバスが環境に良いと言っても、使われなければ意味がありません。国産でいいのがあれば積極的に進めるのが好ましいでしょうが、外国産だといざというときのアフターフォローも問題になります。せっかくの万博ですから、日本のPRになるものを使うべきであり、無理に関係が微妙な国のものを大量に導入するべきではなかったと言えます。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/expo2025/20260121-GYT1T00290/)

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JR西日本、奈良線乗車モニター募集

 奈良線は国鉄末期の1984年まで電化されず、長い間そのポテンシャルを活かせないでいましたが、分割民営化後に複線化工事が行われ、2023年3月の第2期複線化によって、京都から城陽まで完全複線化されました。列車の本数が増え、3月のダイヤ改正からはJR小倉と新田にもみやこ路快速が停まります。

 その便利になった奈良線を体感していただき、また更なるサービス改善につなげることを目的に、JR西日本は乗車モニターを募集します。乗車モニターの募集期間は1月9日から25日(つまり今日)まで、インターネットで申し込みます。当選すればモニターになりますが、モニター期間は3月1日から31日までです。モニターになれば、京都-奈良間の通勤1か月定期とJR小倉駅前、新田駅、城陽駅前のいずれかの駐輪場1か月定期がもらえます(モニター申込時に利用する駅を選択します)。利用後、3月19日から29日までの間にアンケートに回答します。

 奈良線は電化や複線化で便利になり、沿線の稲荷などはインバウンドで混雑しています。あえて乗車モニターを募集しなくてもやっていけると思われますが、まだ暗黒の国鉄時代のイメージが残っているのでしょうか?
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/260108_00_press_narasen.pdf)

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「花嫁のれん」、一般発売を再開

 金沢と和倉温泉を結ぶ、JR西日本の観光列車「花嫁のれん」ですが、2024年の能登半島地震のため、運転を見合わせていました。

 地震から1年余りが経った2025年3月からは貸切乗車ツアーなどの団体専用臨時列車として走っていましたが、団体専用なので、個人客が「みどりの窓口」等で購入することができませんでした。その「花嫁のれん」ですが、ようやく通常の列車としての運転を再開します。「みどりの窓口」等で切符を買って乗ることができるのです。

 運転を再開するのは、3月14日。ダイヤ改正の日です。3月14日から9月までの土日のほか、5月のゴールデンウィーク、9月のシルバーウィークに、「花嫁のれん1号」(金沢11:00発、和倉温泉12:31着)、「花嫁のれん4号」(和倉温泉17:07発、金沢18:27着)を走らせます(10月以降の運転日は決まり次第発表されます)。「花嫁のれん2号」、「花嫁のれん3号」は運休したままです。利用日の4日前までに「tabiwa by WESTER」で買えば、食事サービスも受けられます。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/260105_00_press_hanayomenoren.pdf、https://www.jr-odekake.net/railroad/kankoutrain/assets/pdf/hanayomenoren/20250106.pdf)

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長良川鉄道、当面は全面存続へ

 一部区間廃止の話が出ていた長良川鉄道。この長良川鉄道の一部廃止について、1月7日に沿線5市町の首長による会議が行われ、そこで結論が出ました。

 結果は、全線存続。一部廃止の話は消えました。沿線5市町の首長のうち、山下関市長以外の4首長から、一部廃止に慎重な意見が出たためです。廃止候補区間を抱える郡上市だけでなく、それなりに利用者がある美濃太田のほうでも廃止に反対する意見が出たので、一部廃止は見送ることにしたのです。2025年10月に減便も行いましたし、しばらくは様子を見るということでしょうか?

 沿線自治体では、利用者を増やすための活性化策に取り組みます。もっとも、そのような効果的な策があるのならとっくに行っているはずです。全線存続はあくまでも当面の話で、地元が積極的に財政支援する、とかそういう話でない限り、また一部廃止の話は浮上するのでしょう。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/nagaragawa202601/)

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天神大牟田線に「Nライナー」、貝塚線に朝の区間運転

 西鉄は3月14日にダイヤ改正を行います。

 天神大牟田線では平日朝ラッシュ時に上り普通を3本増発し、平日夕方には有料座席列車、「Nライナー」を1本走らせます。2人掛けクロスシート車の3000形5両編成(定員200人)を使用し、西鉄福岡(天神)を19:11に出発します。西鉄福岡(天神)のほか、薬院でも乗車を受け付け(降車はできません)、降車は西鉄二日市、西鉄久留米、花畑、大善寺、西鉄柳川、新栄町、大牟田で行います。料金は400円です。予約や決済はLINEで行います。乗車当日の0:00から19:09の間に、予約と決済を行います。支払いはクレジットカード、PayPayで行います。

 このほか、平日朝の西鉄福岡(天神)発小郡行きの急行を太宰府行きの急行にします。これまで平日は太宰府行きの急行は2本だけだったのですが、改正後は6本になります。休日は6本のまま変わりません。また、一部の列車を除いて、西鉄二日市-太宰府間でワンマン運転を行います。そして、これまで別々だった土曜ダイヤと日祝ダイヤを統合します。

 貝塚線もダイヤ改正を行います。天神大牟田線は2024年3月以来2年ぶりのダイヤ改正ですが、貝塚線は2007年4月以来19年ぶりのダイヤ改正です。西鉄新宮以遠が廃止されてから一度もダイヤが変わっていなかったのです。その貝塚線ですが、平日朝ラッシュ時の混雑が問題になっています。そこで今回のダイヤ改正では、平日朝のラッシュ時に香椎花園前発貝塚行きの列車を2本増発することにしました(その代わり、西鉄新宮発の便は1本減ります)。この香椎花園前始発の新設のため、新たに2番のりばをつくり、3月16日(ダイヤ改正後、最初の平日)から供用開始します。2番のりばには、平日朝ラッシュ時の香椎花園前始発、終着の列車が発着します。なお、2番のりばと1番のりばの改札口は異なりますので、注意が必要です。また、貝塚線の車両が古いので、天神大牟田線で使われている7050形(9編成18両)を2027年度までに導入します。2月下旬に最初の編成が貝塚線を走る予定です。これまで走っていた600形は8編成16両なので、1編成2両が増えることとなり、増便に対応できます。

 話は変わりますが、西鉄は4月に値上げを行います。これに合わせて「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」も4月1日から値上げを行います。これまで11800円であった大人は、13000円になります。
(参考:西鉄ホームページ https://www.nishitetsu.co.jp/ja/news/news20260123_1/main/0/link/25_103.pdf)

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熊本市電、益城方面に延伸か?

 熊本市電には健軍町から市民病院への延伸構想がありますが(ただし、相次ぐトラブルの影響で延伸の時期は遅れるようです)、ほかにも延伸構想があります。

 東のほうへは、健軍町から直線距離で約5キロの益城町役場付近へ延伸します。市民病院への路線と途中で別れることになりますが、分かれるところまでの間に単線区間ができますので、そこが輸送上のネックになると思われます。西のほうは田崎橋から直線距離で約4キロの西区役所付近へ延伸します。南のほうへは辛島町から直線距離で約1.5キロの南熊本に行きます。

 これらの延伸構想は20年後を想定した中長期計画の中にあるので、まずは市民病院への延伸ができてからの話になると思われます。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20260106-GYS1T00048/)

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シルバーウィークも「のぞみ」は全車指定席に

 「のぞみ」は通常、1、2号車が自由席となっています。しかし、利用者が多い繁忙期には、自由席は消え、全車指定席になります。

 この施策は、2026年度も行われます。2026年度は、これまでのゴールデンウィーク、お盆、年末年始に加えて、5連休になったシルバーウィークも全車指定席になります。全車指定席になる期間は、ゴールデンウィークが4月24日~5月6日、お盆が8月7日~16日、シルバーウィークが9月18日~23日、年末年始が12月25日~2027年1月5日です。

 在来線も繁忙期には全車指定席となります。対象となるのは「ひだ」、「しなの」、「南紀」の3つで、期間は「のぞみ」と同じく、ゴールデンウィークが4月24日~5月6日、お盆が8月7日~16日、シルバーウィークが9月18日~23日、年末年始が12月25日~2027年1月5日です。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000044849.pdf、https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000044855.pdf)

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多肥の開業は2027年2月、同時に複線化も行う

 琴電は、琴平線に新駅をつくります。

 新駅の名前は以前にも記事にしましたが、多肥。2027年2月に開業する予定です。この多肥を含む太田-仏生山間約1.8キロの複線化と合わせて開業します。

 このほか、栗林公園-三条間約1キロの複線化は3月に行われます。2か所の複線化が完成すれば、高松築港-仏生山間が全線複線化されます。66年ぶりの新車(2両編成2本)は横浜の総合車両製作所でつくられ、9月末から10月初めの営業運転開始を目指しています。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASTDN3V53TDNPLXB00CM.html)

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鹿児島線の新駅はJR貝塚

 JR九州は鹿児島線千早-箱崎間に新駅を設置します。千早から2.3キロ、箱崎から1.7キロのところに、2027年に開業するその新駅ですが、その駅名が決まりました。

 2025年度初めに行われた駅名募集の結果、決まった駅名は、JR貝塚。JRのついた駅名はJR西日本ではよく見られますが、JR九州では初めてです。公募での上位3案は、貝塚、JR貝塚、新貝塚と貝塚を含んだものであり、そのほかでも貝塚を含んだものが多かったので、この結果は順当なところです。貝塚という駅名はJRにはありませんが、大阪府貝塚市に東貝塚という駅名があり(貝塚は南海本線の駅)、紛らわしい駅名を回避するためにもJRを付けて地下鉄、西鉄と区別するのは妥当と言えます。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2025/12/25/251225_thenameofthenewstationhasbeendecided.pdf)

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近鉄、昼間の大阪線急行は名張止まり、伊勢中川には行かず

 近鉄は3月14日にダイヤ改正を行います。

 大きく変わるのは、大阪線の昼間。現在は急行、区間準急が1時間に3本ずつ、普通が1時間に5本走っていますが、現在の急行の停車駅に近鉄八尾、河内山本、高安を追加した区間急行を新設し、大きくパターンを変えます。新しいダイヤは区間急行と普通が1時間に4本ずつです。区間急行は大阪上本町-榛原間が1時間に概ね2本、大阪上本町-名張(一部青山町)間が1時間に概ね2本です。普通は大阪上本町-大和朝倉間が1時間に4本です。名張-伊勢中川間は平日、急行が2時間に1本、普通が1時間に1本、休日は急行が1時間に1本、東青山-伊勢中川間の普通が1時間に1本です。 区間急行の運転区間は大阪上本町-五位堂、大和八木、榛原、名張、青山町間なので、伊勢中川まで行くには乗り換えが必要になります。近鉄としては伊勢まで行くのなら特急で行ってもらえば良いので、わざわざ6両と長い急行を伊勢まで走らせる必要はないのでしょう。名張-伊勢中川間の折り返し運転なら2両で済みます。急行でも4両あれば良いでしょう。

 このように急行で伊勢、あるいは名古屋まで行く人にとっては利便性が低下する今回のダイヤ改正ですが、細かく見ると良いところもあります。今までのダイヤは列車の間隔が不均一で、決して使いやすいとは言いづらかったです。しかし、今回のダイヤは、区間急行も普通もきれいな15分間隔で、むしろ使いやすくなっています。区間急行と普通の連絡は河内国分と大和八木で行いますので、布施、近鉄八尾、河内山本、高安、河内国分では1時間に8本使えるということになります。そのほかも榛原までは1時間に4本ありますので、そこまでなら悪くはないと言えます。近鉄は伝統的に大阪近郊の主要駅の輸送は準急、区間準急に任せ、急行が停まっても何ら不思議ではない駅を通過していましたが、今回のダイヤ改正によって昼間はその伝統が崩れることになりました。ただ、そのやりかたは上手いほうで、新しいダイヤは場所によってはむしろ使いやすくなっています。また、近鉄八尾の14時台の大阪上本町行きの普通は1時間に6本ありますので、普通しか停まらない長瀬での近大需要も考慮されているようです。今回のダイヤ改正で一番痛いのは、名張と青山町の間でしょう。今は大阪上本町からの急行が1時間に3本(一部は名張乗り換えの普通)ありましたが、ダイヤ改正後は基本的に2両編成の普通が1時間に1本だけになるので、かなり厳しいです。

 そのほかの改正内容についても触れておきます。大阪線の昼間のダイヤが変わった影響で、信貴線もダイヤが変わります。昼間は1時間に3本から2本に減ります。以前にも記事にした通り、五位堂に特急が停まります。天理線では、平日、これまで大和西大寺始発であった大阪難波行き特急を天理6:49発とし、近鉄郡山にも停車させます。奈良線では大阪難波-近鉄奈良間に特急を平日6本、休日4本増発します。増発される特急は午前に奈良に行き、午後に大阪に戻るので、通勤客ではなく、観光客をターゲットにした設定です。京都線では近鉄京都-近鉄奈良間に特急を平日4本、休日2本増やします。名古屋線では休日に近鉄名古屋20:25発大阪難波行きの「ひのとり」を増発し、平日、休日ともに近鉄名古屋22:20発の特急名張行きを22:25発特急松阪行きにします。
(参考:近鉄ホームページ https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/be9d7c1967504896ab2bed433ed0cba6/20260119.pdf)

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JR九州から3回のお出かけをセットにした割引切符

 JR九州は、1月13日から3月29日までの間、JR九州アプリ限定で「ちょいと”いいとこ”めぐりきっぷ」という切符を発売しています。

 この「ちょいと”いいとこ”めぐりきっぷ」は、博多を出発駅として、設定された3つの方面から1つ行き先を選ぶことができます。肥前鹿島・多良(カキを楽しむこともできます)、筑後吉井・うきは、中津です。いずれも日帰りで楽しむことができるところです。往復には新幹線(筑後吉井・うきは)や特急(肥前鹿島・多良、中津)の自由席に乗ることができます。中津を除いては、現地で乗り降り自由の区間があります。「ちょいと”いいとこ”めぐりきっぷ」の発売期間は1月13日から3月29日までの間(利用前日までの発売)、利用は1月14日から3月31日までの連続する2日間です。

 この「ちょいと”いいとこ”めぐりきっぷ」の特徴は、買う回数が増えるごとに値段が下がるというもの。まず最初は3500円で買い、3つの方面から1つを選んで行きます。アプリで予約し、駅で切符に引き換えてから使います。携帯の予約画面等では利用できません。2回目は2000円に下がり、1回目で行かなかった2つの方面から1つを選んで行きます。同じ旅行先に複数回行くことはできません。3回目は1000円で、1回目、2回目に行かなかったところに行くことができます。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2025/12/25/251225_releaseofthechoitoIitokoMeguriTicketexclusivelyonthejrkyushuapp.pdf)

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並行在来線の長崎線に「貝食列車」

 冬がシーズンのカキは、有明海でも食べることができます。鹿島・太良エリアの海岸沿いにはカキ小屋ができ、そこでカキを食べることができます。この鹿島・太良エリアに行きやすいよう、2月7、14、21、28日(いずれも土曜日)の4日間、臨時列車を1往復走らせます。「貝食列車」と言います。

 それでは、「貝食列車」について詳しく見ていきます。往路は江北10:36発肥前大浦11:19着です。博多9:32発の特急「みどり・ハウステンボス15号」から江北で乗り換えることができ、各駅に停まります。復路は多良14:02発江北14:34着です。江北から14:39発の博多行き特急「みどり36号」に乗ることができ、こちらも各駅に停まります。

 往復ともにこの「貝食列車」を使えば、現地で2時間半程度カキなどを食べることができます。参考にしたホームページでは、駅から歩いて10分程度で行くことができるおすすめの店を3つ紹介しています。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2025/12/25/251225_kashimaandtaraareaenjoyoysterhutgourmetonthetrain_1.pdf)

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385系のグリーン車はバックシェル

 JR東海は、383系の置き換え用として、385系をつくります。8両編成1本の量産先行車がこの春に完成し、走行試験を行いますが、そのデザイン、シンボルマークが決まりました。

 まず、デザインコンセプトは信濃・木曽・美濃地区の「豊かな自然と文化の調和」です。エクステリアデザインは、「アルプスを翔ける爽風」をテーマに、アルプスの山並みを颯爽と駆け抜けていく風をイメージしたデザインとしています。両方の先頭車からは展望が楽しめるようになっています。シンボルマークのデザインは、沿線の森林を緑のグラデーションで表現し、さらに緑を基調とした大きなカーブと3つのラインから、沿線の針葉樹を表現しています。オレンジのカーブは、速いスピードで曲線を走るスピード感です。シンボルマークは1、3、6、8号車にそれぞれ2か所ずつ、合計8か所に配置されます。

 インテリアデザインは、グリーン車、普通車ともに内装材に縦のラインや木目調を多用します。「木曽五木」のイメージを演出しています。グリーン車は「優雅なプライベート感」をテーマとしています。座席はJR東海の在来線では初めてとなる、バックシェル式の3列シートです。電動レッグレスト、コンセント、読書灯もあります。シートの生地は北アルプスの朝焼け、長野県の花であるリンドウを表現しています。室内は落ち着きを感じる重厚感のある色彩とし、壁の装飾には岐阜県の伝統工芸品である美濃焼を採用しています。普通車は「自然の心地よさ」をテーマとしていて、座席は木曽の森林を表現しています。室内は爽やかで明るい色彩を採用しています。こちらも全座席にコンセントがあります。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000044825.pdf)

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久留里線の代替交通、JR東日本が18年負担&高校生無料

 JR東日本は時期は未定ですが、久留里線の久留里-上総亀山間9.6キロについて、廃止届を提出する方針です。利用者の多くが高校生なので、学校のスケジュールに合わせて廃止の時期が決まるようです。

 鉄道が廃止されたら、代わりにバスが走ります。鉄道よりも多い13往復が走るのですが(観光シーズンはさらに臨時バスを追加するという話もあります)、JR東日本がその運行費用を18年間全額負担します。同じように鉄道が廃止される津軽線蟹田-三厩間も、JR東日本が少なくとも18年間バス等の運行を行い、その運行費用を負担するということなので、18年間という数字は一種の基準なのでしょう。今いる子が高校を卒業するまでは運行に責任を持つということなのです。輸送需要の少なさから見ると、結構大盤振る舞いの数字です。また、この代替バスですが、高校生には無料パスを発行する方針であり、大学生や高専生にも広げることを考えているようです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASTDQ4HVJTDQUDCB003M.html)

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「やまぐち号」のC57は2026年10月復活見込み

 「やまぐち号」を牽引しているC57ですが、実は2020年10月、走行中にピストン内部の部品故障が起きて以来、ずっと修理を行っています。それ以来、ずっと本線での走行は行っていません。

 そのC57ですが、ようやく復活するようです。現在は修理中の段階ですが、10月から始まる「山口デスティネーションキャンペーン」に合わせて復活させるようです。復活すれば6年ぶりのこととなります。復活するかどうかは、最終的には9月に行われる試運転の結果を見て判断するようです。

 それまでの5月から8月までの間は、D51が「やまぐち号」を牽引します。9月はC57の試運転を行うため、「やまぐち号」の運行はありません。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/d4af8c8ef758120decd58a362c642a0a733ae0ef、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20260107-GYS1T00091/)

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阪神の座席指定サービス車両、山陽や近鉄にも乗り入れか?

 阪神は新型の急行用車両、3000系を投入します。8000系と置き換えるのが目的なのですが、6両編成のうち1両は有料座席指定の車両です。さて、この3000系、どこで使われるのでしょうか?

 常識的に考えたら、本線で使われそうですが、問題は距離が短いこと。神戸高速鉄道を入れても、大阪梅田-西代間は40キロもありません。それではどこを走ることを考えているのでしょうか?

 久須阪神社長の話によれば、当然ながら自社だけでは決められず、協議の必要はあるものの、山陽や近鉄に乗り入れていることも考えているようです。長距離のほうが座席に座りたいというニーズが高い、と考えているからです。長い区間を走るのでそれなりの車両数が要りますが、大阪と神戸を往復するよりも姫路や奈良に行ったほうがいいでしょう。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF017GD0R01C25A2000000/?msockid=14a30a4a6e7662f310461f4b6ffd6323)

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2026年2月22日夜、JR神戸線で大幅な運休

 三連休の中日、2月22日の夜ですが、JR西日本はJR神戸線で、大規模な保守工事を行います。分岐器の撤去・移設、信号及び電力設備検査等を行います。

 このため、JR神戸線の大阪-姫路間で、一部の列車が運休します。特に芦屋-西明石間の下りの列車本数が大幅に減ります。全体では、下りが12本、上りが7本の合わせて19本が運休します(「サンライズ瀬戸」、「サンライズ出雲」は通常通りのダイヤで走ります)。

 振替輸送は21時から0時ごろまで阪急、阪神、山陽、神戸市営地下鉄、六甲ライナーで行います。JR神戸線からかなり離れているはずの、阪急宝塚線も全線で振替輸送を行います。鉄道が近くを並行して走っているので、原則としてバスでの振替輸送は行いません。ただし、芦屋0:27発普通西明石行き(京都23:09発西明石行きが芦屋止まりとなる代わりに走る列車)は、摩耶と灘に停まりません。そこで、六甲道から摩耶、灘に行くバスと、摩耶、灘から三ノ宮に行くバスが走ります。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/251217_00_press_kobesen_unkyuu.pdf)

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「THE ROYAL EXPRESS」は琵琶湖へ

 普段は横浜と伊豆の間を走っている「THE ROYAL EXPRESS」ですが、伊豆ではなくそのまま西に向かい、JR東海エリアを走ることもあります。2025年の秋から冬にかけて愛知や岐阜に行きましたが、この春はそれも越えて、琵琶湖に行きます。

 琵琶湖に行くのは、出発日基準で、4月10日、17日、24日、5月29日の4回(出発日基準で4月3日と5月8日は2025年と同じく、美濃、岐阜に行きます)。横浜を発着駅に3泊4日の旅です。いずれも金曜日に出発して、月曜日に戻ってくるツアーになります。昼は4日間とも車内で、夜は3泊とも別々のところで泊まります。1日目は磐田、2日目は彦根、3日目は袋井に泊まります。2日目に琵琶湖遊覧船特別観光を行い、3日目に関ケ原古戦場の観光を行います。このほか、1日目は3号車で歌川広重の復刻版画の展示を行います。なお、列車は滋賀県まで行かず、関ケ原止まりとなります。米原や彦根まで行くとJR西日本エリアになるので、調整がその分難しくなるからでしょうか? 値段は2人1室で1人当たり89~101万円となります。

 申し込みはホームページや郵送で1月20日まで受け付けています。応募多数のときは、抽選になります。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000044809.pdf)

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溝の口駅-新横浜駅直行バス、3月31日で廃止

 首都圏は鉄道網が発達してますが、完璧ということはなく、バス路線でカバーしているところもあります。しかも、途中高速道路を使い、新幹線アクセスとしての機能を果たしているところもあります。

 それは東急バスの運行する、溝の口駅-新横浜駅直行バス。かつて利用したことがありますが(そのときの旅行記はこちら)、新型コロナにより利用者数が減少し、その状況の改善が見込めまかったので、3月31日で廃止になることになりました。この路線の開設は2001年なので、24年でその歴史を閉じることになります。東急新横浜線が開通し、鉄道で行きやすくなったことも廃止の原因でしょう。

 4月1日以降は、日産スタジアムでのイベントが行われるときも含めて、運行は行いません。
(参考:東急バスホームページ https://www.tokyubus.co.jp/news/003694.html、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/621851)

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「36ぷらす3」の6号車が個室に

 九州をぐるっと回る、787系改造のJR九州の観光列車、「36ぷらす3」。この「36ぷらす3」がリニューアルされることになりました。

 今回手を加えられるのは、6号車。6号車は畳敷きのグリーン車ですが、これが1~2人定員の個室になります。10室できます。1~2人定員の個室は現在、3号車に6室ありますが、それを増やすのです。6号車に新たにできる個室は、通路との間がガラス張りのパーテーションなので、個室とは言いますが開放的な雰囲気になります。また床はフローリングになります。この6号車のリニューアルのため、「36ぷらす3」は5月12日から秋まで運休します。この秋に新しい「36ぷらす3」に出会えるのです。

 また、6号車が個室になるのに伴い、5号車と6号車で提供されていた「座席ランチプラン」を終了します。個室以外の車両が5号車だけになるからでしょう。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2025/12/25/251225_36plus3willresumeinthefallof2026_1.pdf)

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青い森鉄道、日中の一部列車を快速に置き換え

 青い森鉄道も3月14日にダイヤ改正を行います。

 今回のダイヤ改正では、日中の一部列車が快速になります。快速になるのは八戸12:12発青森行き、青森9:29発八戸行き、青森14:39発八戸行きの3本です(時刻はダイヤ改正後のもの)。八戸-浅虫温泉間で7駅を通過し、各駅停車のときより10分近く速くなります。

 また、利用状況を踏まえ、早朝と深夜の一部の便が千曳を通過します。通過するのは、八戸5:45発青森行き、八戸22:22発青森行き、青森22:23発八戸行きです(時刻はダイヤ改正後のもの)。
(参考:青い森鉄道ホームページ https://aoimorirailway.com/wp/wp-content/uploads/2025/12/afef24f59c9c14e84787b394136c2a26.pdf)

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名古屋市交通局、クレジットカードで定期券を買うことができる駅、大幅に増加

 名古屋市交通局でもクレジットカードで定期券を買うことができますが、それができるのは、名古屋、栄、金山の3駅に限られています。

 しかし、ようやくほかの主要駅でもクレジットカードで購入できるようになります。1月下旬から2月にかけて、20駅で順次クレジットカードで定期券を購入することのできる券売機を設置し、合計23駅で買えるようになります。都心だけでなく郊外の駅でも買えるようになるので、利便性が大幅に向上します。

 また、これまでクレジットカードで購入した定期券の払い戻しは、名古屋、栄、金山にある交通局サービスセンターのみ取り扱っていましたが、1月14日からはクレジットカード対応の券売機でも払い戻しできるようになります。払い戻しは購入したときに利用したクレジットカードに戻すかたちで行われ、現金では戻りません。また、JR東海との連絡定期など、券売機での払い戻しができないものもあります。そういうものは、従来通り、交通局サービスセンターでの払い戻しになります。
(参考:名古屋市交通局ホームページ https://www.kotsu.city.nagoya.jp/jp/pc/TICKET/TRP0004437.htm)

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東京BRT、秋に東京駅に乗り入れへ

 東京の都心と臨海部とを結ぶ東京BRT。この東京BRTにこの秋、新しいルートが加わります。

 その新しいルートとは、東京駅と東京オリンピック・パラリンピック選手村跡地にできたマンション群、HARUMI FRAGとの間を結ぶもの。これまで東京BRTの都心側の拠点は新橋や虎ノ門ヒルズでしたが、東京駅を拠点とする新たなルートができるのです。東京駅に乗り入れるのは、以前から構想がありましたが、それが実現するのです。

 なお、このルートですが、銀座や築地にも停留所を設けます。
(参考:毎日jp https://mainichi.jp/articles/20251223/k00/00m/020/283000c)

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千葉都市モノレールで「ICOCA」等も利用可能に

 首都圏で交通系ICカードが使える事業者の中には、「Suica」と「PASMO」だけに対応していて、それ以外のには対応していないところもあります。

 千葉都市モノレールもそのひとつ。長い間、「Suica」と「PASMO」しか使えませんでした。ところが、ようやく3月14日(予定)からは、「ICOCA」等のほかの交通系ICカードが使えることになります。

 これで、自動改札機に交通系ICカードをタッチしても通ることができない、という事態は解消されます。
(参考:千葉都市モノレールホームページ https://chiba-monorail.co.jp/index.php/post-57005/)

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253系が赤から青に

 かつては「成田エクスプレス」として空港アクセスに使われた253系ですが、後継車両に置き換えられ、ごく一部だけが日光・鬼怒川への列車として細々と走っています。しかしその253系も、この3月で東武との直通運転を開始して20年が経ちます。そこで、この20周年を記念して、外観を変更することにしました。JRの社員が考案した3つのデザインの中から社内投票で選んだのです。

 今の253系は、日光のシンボルである二社一寺や神橋などをイメージして赤がベースですが、新しいのは青(群青色)をベースとしています。日光東照宮の東西透塀に用いられ、日光山輪王寺の秘仏五大明王像、日光二荒山神社の二荒霊泉から着想しています。帯には黄色が入りますが、それは日光市の花であるニッコウキスゲと、二社一寺の社殿等に見られるきらびやかな金をイメージしたものです。しかもこの黄色の帯、途中で二つに分かれます。鬼怒川温泉と東武日光という、二つの行き先をイメージしたものです。

 この新しいデザインでの運行開始は、6月の予定です。253系は2編成ありますが、まず1編成が変わり、もう1編成は秋ごろに変わる予定です。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2025/omiya/20251219_o04.pdf)

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夕方の越後湯沢で駅弁を充実

 越後湯沢は東京からそんなに時間がかからずにスキーなどのウインタースポーツをすることができるため、インバウンドを含んだ多くの人が訪れます。

 問題は夕方。飲食店は混雑します。越後湯沢には駅弁もありますが、大きくはない会社です。そこでJR東日本新潟支社などは、列車荷物輸送サービス「はこビュン」を使って、首都圏でつくった駅弁を運ぶことにしました。1月10日、11日の2日間のみの試みです。

 それでは、どうやって駅弁が運ばれるのでしょうか? 駅弁は東京9:52発の「たにがわ83号」でいったんガーラ湯沢まで運ばれます。ガーラ湯沢11:16着です。その後、越後湯沢にトラックで運ばれ、駅ビルの「CoCoLo湯沢 がんぎどおり 中央いちば」で17:00から19:30の間、販売されます。運ばれる駅弁は各日とも200食(予定)で、売り切れ次第終了します。

 越後湯沢まで来て東京の駅弁を食べたいのかというのはともかく、食事にありつけないまま東京に戻るよりは良いでしょう。

(追記)
 1月10日、11日の試行の結果、一定の成果を挙げることができたため、1月24日から2月28日までの土曜日、日曜日(祝日は対象外です)、「はこビュン」を使って首都圏でつくった駅弁を運ぶことにしました。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2025/niigata/20260108_ni01.pdf、https://www.jreast.co.jp/press/2025/niigata/20260120_ni03.pdf)

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1A系は2026年1月16日から

 特急はともかく、それ以外の車両ではなかなか新車が出なかった近鉄。ようやく一般車両にも新車が入るようになりました。すでに奈良線などでは8A系が走っていますが、以前にも記事にした通り、名古屋線、大阪線などにもそのタイプの車両が登場します。

 名古屋線、山田線、鳥羽線、大阪線で1月16日から走り始めるその新型一般車両は1A系と言います。名古屋線では28年ぶりとなる新型一般車両で、色はこれまでの赤と白のツートンカラーから変わり、青と白のツートンカラーとなります。

 車内設備に関しては、すでにデビューした8A系同様、ベビーカー・大型荷物対応スペース「やさしば」、ロングシートとクロスシートの切り替えが可能なL/Cシート、夏期や冬期の車内保温のために駅に長時間停車する際に利用者が個別に扉を開閉することができる扉個別開閉スイッチを備えます。また、長距離利用する人のために、多目的トイレを設置します。

 運用に関しては、名古屋線ではロングシートの2両と組んで、6両編成で急行中心に使われます。2026年度に登場する1B系は3両編成なので、準急や普通中心に使われます。大阪線はトイレがあるため主に急行用として使われますが、普通として使われることもあるようです。

 また、新車の投入により、ほぼ同数の車両が置き換えられ、廃車となるようです。候補に挙がっているのが、大阪線、名古屋線で急行用として使われている2610系(1972年以降に製造)のようです。
(参考:近鉄ホームページ https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/c25ec2cb04a64d96a9d34728a49d2c6b/1A%202025%201215%201400.pdf、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20260110-kintetsu1a/)

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中央線のグリーン車、予定通りの営業収入を確保する見通し

 2025年3月に営業を開始した中央線のグリーン車。新たにグリーン車を大量につくるとともに、設備にもお金をかけましたが、実際に使われているのでしょうか?

 JR東日本によれば、年間80億円という予定通りの売上を初年度から達成する見込みのようです。最初は計画に届かなかったのですが、7月ぐらいから計画を上回るようになり、休日についても11月に初めて計画を上回るようになったのです。このままいけば、目標の80億円を上回るようです。

 グリーン料金は高いようにも思えますが、一度乗るとその快適さにやみつきになるようで、元の通勤ラッシュには戻れないのでしょう。特に平日のラッシュ時には混雑していて、途中駅からだと乗ることができないようです。課題の休日も利用促進策を行い(そのひとつがコンサートだったのでしょうか?)、ついには11月で休日も計画を上回るようになったのです。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/chuo-green202512/)

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亀岡市が北陸新幹線を要望か?

 時計の針を逆に戻したかのような、日本維新の会の北陸新幹線延伸案。政治家に必要なのは、対立する利害を調整し、国民の利益のために実現させることなのです。何事も100%の案はできないのでありますから、そこそこのもので話をまとめるしかないのです。敦賀までの区間は地元のためにつくるものでありますが、敦賀から新大阪の間は、そういうものではありません。何らかの事情で東海道新幹線が使えなくなった場合のバックアップのひとつなのです。東海道新幹線のバックアップならそれにほぼ並行するリニアのほうが望ましいかもしれませんが、まだ部分的にも完成していなくて、最終的な完成には2060年代とも言われています。ですから、北陸新幹線も短期的にはともかく、最終的にはつくらないといけないのです。

 そんな中、候補として挙げられた8つのルートのうち2つが通る亀岡市は、亀岡市付近を通るルートを要望するようです。「小浜-京都ルート」に決まる前、北陸新幹線は小浜と亀岡を通るルートが想定されていました。敦賀から小浜、亀岡、新大阪と通ります。もうひとつは舞鶴に寄る案で、敦賀、小浜、舞鶴、亀岡、新大阪と通ります。どちらにしても京都市は通らないので、駅は亀岡市付近にできることになります。

 舞鶴を通ると遠回りになるのでそれはともかく、亀岡経由で利害関係者の理解が得られるのなら、それが良いでしょう。
(参考:産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20260105-TLF5QAEJURM2LO2TCMBNLZTDOQ/)

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JR西日本、岡山気動車支所のディーゼルカーの燃料をバイオ燃料に切り替え

 以前にも記事にしましたが、JR西日本は、ディーゼルカーの燃料を軽油から次世代バイオディーゼル燃料にする試みをしています。その試みですが、2025年11月に新たなステージに進みました。岡山気動車支所所属のディーゼルカー、59両全てが次世代バイオディーゼル燃料に切り替わったのです。

 岡山気動車支所のディーゼルカーは吉備線と津山線の全線、姫新線と芸備線の一部区間で運行しています。年間使用量は約2100キロリットルと想定されていて、二酸化炭素の削減量は約5500トンと見積もられています。一般家庭約2000世帯分です。

 次世代バイオディーゼル燃料はこれまでの試験で、長期間使用してもエンジンには影響がないことを確認しています。車両を改造することなく使え、走行性能も変わりません。問題はコストで、これがネックになって次世代バイオディーゼル燃料の採用を見送った鉄道会社もあります。JR西日本もコストの問題は解決していないことを認めています。ただ、他社よりも先駆けて行うことで他社が追随し、スケールメリットが生じることを期待しています。

 岡山気動車支所のディーゼルカーは古い車両が多いです。分割民営化から40年近く経ったにも関わらず、キハ47などの国鉄型車両が主力です。時が止まったかのようです。その古すぎる車両に、燃料は次世代のもの。そのギャップが面白いとも言えます。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASTD33WBFTD3PPZB00GM.html)

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大井川鐵道、「きかんしゃトーマス」以外のSLは3年間運休

 SLが走る鉄道はいくつかありますが、一年中恒常的に走っているのは大井川鐵道ぐらいです。SLが1両だけでなく、何両かあるからこそできるものです。

 しかしその大井川鐵道のSLですが、1月13日から当分の間、「きかんしゃトーマス」以外のSL(「黒いSL」)の運転を休止します。「南アルプス号」や「かわね路号」を牽引しているC10形8号機の改造を行うためで、再開時期は未定です。C10形8号機は「きかんしゃトーマス」の仲間になるのです。SLはほかでもありますが、「きかんしゃトーマス」は大井川鐵道しかありません。子供に人気の「きかんしゃトーマス」を充実させることで会社の存続を図るようです。「きかんしゃトーマス」なら家族で乗ってくれて、グッズの売り上げも増えます。写真を撮っておしまいの撮り鉄とは違うのです。なお、C10形8号機の代わりにほかのSLを整備するようで、2029年春に予定している全線復旧には間に合わせるようです。

 家族連れでない限り、「きかんしゃトーマス」に乗ろうとは思わないでしょう。そういう人たちに対してこの間、代役を務めるのは、電気機関車。大井川鐵道には、電気機関車の塗装をブルートレイン牽引機風に塗り替えたものがあります。ちょっと小ぶりですが、正面から見るとちゃんとブルートレイン牽引機に見えます。これに12系客車などを牽かせて、「ブルートレイン急行」にするのです(ブルートレイン牽引機風以外の電気機関車が牽引することもあります)。1月13日から当分の間運行します。
(参考:大井川鐵道ホームページ https://daitetsu.jp/archives/297543、Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/a7e79de61e6f8bcbf663358fa1ce7114e00a696f、静岡新聞ホームページ https://news.at-s.com/article/1883619)

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特別快速「大雪」の座席が増える

 2025年3月のダイヤ改正で、旭川と網走を結ぶ特急「大雪」は、特別快速「大雪」になりました。

 これに伴い車両も変わりましたが、キハ283系という特急用車両からH100形という普通用車両に思いっきりグレードダウンしてしまいました。JR北海道も当初から問題視していて、何らかの改善を図ることを明らかにしていましたが、その姿が明らかになりました。H100形には車両の中程にボックスシートがあります。4人掛けのものと2人掛けのものが各車両に3つずつありますが、このうち2人掛けのものを4人掛けにします。各車両に4人掛けのボックスシートが6つできることになります。4人掛けのボックスシートが増えた車両は、2025年12月11日から走り出しています。

 特別快速「大雪」は、特急の代替として誕生したものですから、座席も特急用のリクライニングシートを転用するものと思っていたのですが、そういう期待とは遠く離れたものになってしまいました。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20251212_KO_taisetsu.pdf)

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QRリーダーがないときの利用方法

 1月2日のことですが、3月で期限が切れる「WESTERポイント」があったので、その消化を兼ねて大阪に行ってきました。

 買った切符は、「tabiwa関西エリアQR1dayパス」、以前紹介した「JR西日本QR2dayパス」と利用できる区間は変わらず、有効期間が1日となったバージョンです。支払いは全部「WESTERポイント」で行います。現金やクレジットカードではできません。大人は2000ポイント、子供は1000ポイント使います。発売期間は10月2日から2026年3月31日まで(利用日の1か月前10時から発売)、利用期間は10月3日から2026年3月31日までです。

 その「tabiwa関西エリアQR1dayパス」を使ってJRに乗ったのですが、自由周遊区間の全ての駅にQRリーダーがあるとは限りません。実はQRリーダーに対応した自動改札機が全くない、という駅もあるのです。阪和線の久米田もそのひとつ。自動改札機はいくつかありますが、QRコードに対応したものがないのです。久米田はほぼ無人駅なので、駅員もいません。

 全ての駅にQRリーダーがあると思っていましたので、想定外のことです。とりあえずインターホンがあったので、それで駅員と話をして、遠隔操作で自動改札機を通過できるようにしてもらったのですが、正しい方法は別にあります。改札機付近にQRコードが掲出されていますので、それを読み込んで利用するようです。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.jr-odekake.net/railroad/qr-ticket-service/)

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新桐生、上下とも原則として改札口のあるホームに停車

 東武も3月14日にダイヤ改正を行います。

 今回のダイヤ改正では、春日部を9、10時台に出る半蔵門線直通の準急の一部を急行に変更するなど、都心方面への速達化を行います。急行、区間急行を合わせて、平日は5本、休日は6本増えます。なお、これに伴い急行が通過する駅のために、普通等を設定してカバーします。将来的な人材不足に対応するため、北千住-北越谷間の普通列車でワンマン運転を行います。

 そして、桐生線の新桐生では、階段を使わずに乗り降りできるよう、発着ホームを変更します。現在は改札口のある1番線に上り、2番線に下りが発着していましたが、ダイヤ改正後は上下列車の行き違いがない場合、上下ともに改札口のある1番線から発着します。なお、上下列車の行き違いがあるときは、上りは1番線、下りは2番線から発着します。新桐生は市役所やJRの駅からは離れていますが、浅草直通の特急が停まるため、利用者は比較的多いです。2024年度の1日平均乗降人員は1809人で、桐生線では一番多い駅です。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20251212094102s2MsfNPCm9LzPd2ZqCtw3A.pdf、マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20251229-3892787/)

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東京のど真ん中でも昼間に保線工事

 鉄道の保線工事は、列車の走らない夜間に行うことが多いです。しかし、夜間に働く従業員の確保に苦労しています。ですから、最近は昼間に列車の運行を止めて工事を行うことも多くなっています。真っ暗な夜中に細切れにするより、明るい昼間にまとめてしたほうが効率的です。

 とはいえ、バスで対応できそうなローカル線ならともかく、首都圏のように頻繁に列車が通る路線では難しいです。ただ、そういう路線でも日中に行う事例が出てきました。首都圏の場合、列車は朝早くから夜遅くまで走ります。そのため、作業を行うことのできる時間がとても短いのです。停電を要する作業だと、1~2時間しかできません。

 それでは、どの路線で昼間に保線工事を行うのでしょうか? それは、京浜東北線の田端-田町間。平日に連続して3日間、昼間に行います。京浜東北線の列車は、山手線の線路を借りて走ります。確か、国鉄時代はこのように昼間に京浜東北線か山手線を止めて保線工事をしていたはずなので、その方法が復活したかたちになります。

 週末ずっと昼夜連続で工事を行うタイプもあります。それを行うのは、横須賀線東京-品川間。金曜日の終電後から日曜日の始発前まで、約28時間の工事を行います。つまり、土曜日は完全に運休するのです。通常だと始発前に重機、資材の搬出、足場等の撤去といった復旧作業をしなければならないのですが、一日完全運休することによって、その手間を1回省くことができるのです。土曜日は横須賀線は品川で折り返し、総武快速線は東京で折り返します。東京と品川の間は東海道線、京浜東北線、山手線といろいろありますから、特に問題ないのでしょう。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2025/20251209_ho01.pdf)

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JR四国のハイブリッド式ローカル車両は3600系

 JR四国がハイブリッドの車両をつくることは以前に記事にしましたが、その続報です。

 量産先行車4両(2両編成2本)が完成した、ハイブリッド式ローカル車両は3600系と言います(将来的にはハイブリッド式特急用車両をつくる話もあるようです)。最高速度は時速100キロで、徳島運転所に配置されます。

 車両はステンレスですが、下半分はライトブルーです。四国の海や空をイメージしています。縁取りのゴールドのラインと側面のストライプは、空から海や川面に降り注ぐ光を表現しています。四国の豊かな自然や澄んだ空気、水を象徴しています。

 車内の床は木目調になっていて、モケットは四国の海や空をイメージしたブルーを基調としています。優先席はグリーンを基調とし、四国の美しい山々をイメージしています。座席はロンシートが基本ですが、車椅子対応トイレがないほうには一部クロスシートがあります。3つあります。争奪戦になりそうです。

 3600系は1月から性能確認等の走行試験を行い、6月から営業運転を行う予定です。徳島線、高徳線、鳴門線、牟岐線を走ります。2027年度からは量産車も導入する予定で、量産先行車を含めて合計35編成、70両をつくります。
(参考:JR四国ホームページ https://www.jr-shikoku.co.jp/03_news/press/assets/2025/12/10/2025%2012%2010%2001.pdf、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC2317I0T21C25A2000000/?msockid=14a30a4a6e7662f310461f4b6ffd6323、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/620724)

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ローカル線への過大な内部補助はすべきか

 JRは利用者の少ない路線を廃止しようとしますが、廃止される側の地元自治体は強硬に反対します。そのときに地元が持ち出す論理は、「JRはトータルでは儲かっているので、黒字のところで穴埋めすればよい」というものです。どんなローカル線でも新幹線や大都市圏、不動産業の黒字で穴埋めしなければならないというのです。このような内部補助はどんなところでもしなければならないでしょうか?

 全く内部補助をしてはいけない、ということはありません。鉄道というものはネットワークで成り立つものであり、単純に一部分だけを切り取って存廃を論じてはいけません。そもそも、国鉄の分割民営化のとき、需要の少ないローカル線は廃止され、それなりに需要がある路線のみ引き取ることにしたのです。

 ただ、分割民営化から40年近くが経過しています。気がつけば、国鉄時代より長くなりました。JRはこれだけの長い期間、ほぼローカル線を廃止することなく維持してきました。十分役目は果たしたのです。しかも、JRが廃止しようとしている路線は、単に赤字の額で決めているのではありません。単純に赤字の額だけなら特急や貨物が通る路線のほうが多額です。地方の運賃が安すぎるので(大都市圏とほとんど変わらない運賃しか取っていません)、幹線並みの輸送密度がある区間でも赤字になってしまいます。JRが廃止しようとしているのは、鉄道がその特性を果たせない、簡単に言うとバスで十分な路線です。バスどころか、ジャンボタクシーで十分な路線です。今のJRは、利用者の極めて少ないローカル線にも過大な内部補助をしていて、本来必要なところへの投資ができていないのです。その間に高速道路ができ、空港ができ、ライバルは進化するのに鉄道は何も進化せず、SLの時代のままでは、使われなくなるのは当然です。

 本当なら、氷見線や城端線クラスの、JRとして運営するには苦しいものの、鉄道を維持するだけの需要がある路線の段階で、JRから分離しないといけません。JRも地元もお金を出して(氷見線、城端線のときは結構な額を出します)、使える交通機関として鉄道を整備するのです。JRのまま運営できたらそれに越したことはありませんが、補助金の受け皿の問題から、たとえ100%子会社でも、別組織にしないといけないのでしょう。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/mobility202511/)

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東海道新幹線の個室は10月1日から

 みなさん、明けましておめでとうございます。2026年もよろしくお願いします。

 2003年に東海道新幹線から100系が引退して以来、東海道新幹線の座席はグリーン車と普通車の2種類しかありませんでした。均質なサービスを大量に提供する戦略です。座席数などが全く同じなので、遅れや運休が発生した場合でも対応がしやすいです。ところが最近は変化が出ています。まず、2023年に3人掛けの真ん中の席を空席にして仕切りを置いた「S WorkPシート」を設定しました。パソコンや携帯電話の利用ができる席です。

 そして、この10月1日、23年ぶりに個室が復活します。これまでの通り、秋に復活することになりました。デッキにある作業用スペースを改造して、1人用と2人用の2室を用意します。専用のWi-Fiを備え、照明や空調も調整できます。

 また、2027年度中には、グリーン車の一部に半個室タイプの上級座席もできます。値段も高いですし(個室の料金はまだ決まっていないですが、丹羽JR東海社長によれば、グリーン車よりもかなり高い金額になるようです)、最初は切符も取れないでしょうが、個室も半個室も乗ってみたいです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASTDV21GRTDVULFA02XM.html)

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