近鉄、昼間の大阪線急行は名張止まり、伊勢中川には行かず
近鉄は3月14日にダイヤ改正を行います。
大きく変わるのは、大阪線の昼間。現在は急行、区間準急が1時間に3本ずつ、普通が1時間に5本走っていますが、現在の急行の停車駅に近鉄八尾、河内山本、高安を追加した区間急行を新設し、大きくパターンを変えます。新しいダイヤは区間急行と普通が1時間に4本ずつです。区間急行は大阪上本町-榛原間が1時間に概ね2本、大阪上本町-名張(一部青山町)間が1時間に概ね2本です。普通は大阪上本町-大和朝倉間が1時間に4本です。名張-伊勢中川間は平日、急行が2時間に1本、普通が1時間に1本、休日は急行が1時間に1本、東青山-伊勢中川間の普通が1時間に1本です。 区間急行の運転区間は大阪上本町-五位堂、大和八木、榛原、名張、青山町間なので、伊勢中川まで行くには乗り換えが必要になります。近鉄としては伊勢まで行くのなら特急で行ってもらえば良いので、わざわざ6両と長い急行を伊勢まで走らせる必要はないのでしょう。名張-伊勢中川間の折り返し運転なら2両で済みます。急行でも4両あれば良いでしょう。
このように急行で伊勢、あるいは名古屋まで行く人にとっては利便性が低下する今回のダイヤ改正ですが、細かく見ると良いところもあります。今までのダイヤは列車の間隔が不均一で、決して使いやすいとは言いづらかったです。しかし、今回のダイヤは、区間急行も普通もきれいな15分間隔で、むしろ使いやすくなっています。区間急行と普通の連絡は河内国分と大和八木で行いますので、布施、近鉄八尾、河内山本、高安、河内国分では1時間に8本使えるということになります。そのほかも榛原までは1時間に4本ありますので、そこまでなら悪くはないと言えます。近鉄は伝統的に大阪近郊の主要駅の輸送は準急、区間準急に任せ、急行が停まっても何ら不思議ではない駅を通過していましたが、今回のダイヤ改正によって昼間はその伝統が崩れることになりました。ただ、そのやりかたは上手いほうで、新しいダイヤは場所によってはむしろ使いやすくなっています。また、近鉄八尾の14時台の大阪上本町行きの普通は1時間に6本ありますので、普通しか停まらない長瀬での近大需要も考慮されているようです。今回のダイヤ改正で一番痛いのは、名張と青山町の間でしょう。今は大阪上本町からの急行が1時間に3本(一部は名張乗り換えの普通)ありましたが、ダイヤ改正後は基本的に2両編成の普通が1時間に1本だけになるので、かなり厳しいです。
そのほかの改正内容についても触れておきます。大阪線の昼間のダイヤが変わった影響で、信貴線もダイヤが変わります。昼間は1時間に3本から2本に減ります。以前にも記事にした通り、五位堂に特急が停まります。天理線では、平日、これまで大和西大寺始発であった大阪難波行き特急を天理6:49発とし、近鉄郡山にも停車させます。奈良線では大阪難波-近鉄奈良間に特急を平日6本、休日4本増発します。増発される特急は午前に奈良に行き、午後に大阪に戻るので、通勤客ではなく、観光客をターゲットにした設定です。京都線では近鉄京都-近鉄奈良間に特急を平日4本、休日2本増やします。名古屋線では休日に近鉄名古屋20:25発大阪難波行きの「ひのとり」を増発し、平日、休日ともに近鉄名古屋22:20発の特急名張行きを22:25発特急松阪行きにします。
(参考:近鉄ホームページ https://files.microcms-assets.io/assets/f76cb3f097104533921f6d6262a336ee/be9d7c1967504896ab2bed433ed0cba6/20260119.pdf)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「近鉄」カテゴリの記事
- 近鉄車両に東武8000系風ラッピング(2026.01.30)
- 近鉄、昼間の大阪線急行は名張止まり、伊勢中川には行かず(2026.01.20)
- 阪神の座席指定サービス車両、山陽や近鉄にも乗り入れか?(2026.01.15)
- 加古川線に乗る(2025.12.20)
- 1A系は2026年1月16日から(2026.01.11)


Comments