JR、ローカル線のサービスレベルが低いことを認める
JRの運賃は大都市圏でも赤字ローカル線でもあまり変わりがありません。例えば、JR東日本の場合、3月に値上げを行い、山手線などこれまで若干安かった首都圏の運賃はかなり上がります。山手線と廃止になりそうな区間の運賃が同じなのです。つまり、ローカル線の利用者は比較的安い運賃で利用できるのですが、そのことが運行本数や車両数といったサービスレベルにどのような影響を与えるのでしょうか?
2025年12月のことですが、国交省の検討会で、JR東日本、JR西日本、JR九州の3社がローカル鉄道についての回答を行いました。その中で、都市部の路線については私鉄に比べてサービスレベルに遜色はないとのことでしたが、地方のローカル線の運行本数については私鉄や第三セクターに比べて少ないことを認めています。つまり、自らサービスレベルが低いことを認めたのです。
JRが必要な投資を行わず、ケチケチしていると単純に非難することはできません。鉄道の運賃は、高速バスや航空機と違って硬直的な運賃で、需要に見合った適正な運賃が取れず、しかも公共交通機関としての役割を求めている割にはJRは新幹線、大都市圏、不動産あたりで儲かっているとして補助金ももらえません。企業としてはコストを抑える経営しか選択できないのです。ある意味どうしようもないのです。JRを非難しても何も解決しないのです。
バスどころかジャンボタクシーで十分成り立つようなローカル線なら、無理に延命措置はせず、廃止するのが唯一の選択肢でしょう。問題は、それなりに需要がある路線です。こういうところは、地元等がある程度お金を出すことによって、サービスレベルを上げるのが望ましい方法でしょう。枝線のような路線にしか使えませんが、氷見線や城端線のような方法は、考慮に値する案と言えます。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/mobility202601/)
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