美祢線BRT、専用道はなし
2023年の豪雨以来、運休が続いていた美祢線ですが、JR西日本が推奨していたBRTになることが決まりました。冷静に考えると、鉄道にするほどの需要はなく、鉄道として復旧させようとすると時間もかかります。冷静に考えれば考えるほど、鉄道に固執せず次のステージに進むのが賢明です。BRTなら、本数が鉄道の1.5倍程度に増えます。スピードも、快速便なら鉄道と遜色がありません。鉄道に比べて3分遅くなるだけです。
とは言っても、専用道はつくられず、バスは一般道を走り続けます。線路に沿って走る通常便も、停留所を減らして国道316号を経由する快速便も、全区間一般道です。なぜBRTなのに、専用道がないのでしょうか? その理由は、お金をかけて専用道をつくっても、効果が得られないからです。
専用道の候補に挙がっていたのは、南大嶺-美祢間(2.5キロ)、貞任第5踏切-厚保間(4.2キロ)、厚狭-下河端第2踏切間(1.2キロ)の3区間。約21~45億円の費用がかかりますが、時間の短縮効果は1分程度しか見込めません。新幹線停車駅近くでも、近くに道路がないような区間でも、BRTにしなければならないような状況ではないのです。
その代わりとして考えられているのが、PTPSの設置。バスが交差点で停止しなくても良いように、信号機の制御を行います。PTPSは5か所に設置する予定で、約0.6億円の費用で、最大1.5分の短縮を図ることができます。こちらのほうが効率的なのです。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20260308-GYS1T00023/、山口県ホームページ https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/231826.pdf)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 北陸新幹線、「小浜-京都ルート」以外は費用上乗せか?(2026.09.07)
「JR西日本」カテゴリの記事
- なにわ筋線、総事業費は倍増だが事業は継続、2031年度の開業も変わらず(2026.09.05)
「バス」カテゴリの記事
- 9月1日、ふじと台のバスがJR和歌山駅直通に(2026.08.30)


Comments