青森県と五所川原市、「ストーブ列車」の存続について協議
津軽鉄道の名物は、「ストーブ列車」。客車の座席を外して、そこに暖房用のストーブを置いています。かつてはほかにも同じようなものがあったのですが、今では津軽鉄道の観光資源となっています。かつては運賃だけで乗ることができたのですが、今は1000円の特別料金がかかります。
しかし、この「ストーブ列車」、今は乗ることができません。2025年12月のことですが、走行中に連結器が外れる事故を起こし、けが人も出たのです。その日は1両目と2両目の普通のディーゼルカー(地元の人のためのもので、運賃だけで利用できます)が、3両目と4両目の「ストーブ列車」の客車を牽引していました。ディーゼルカーにはエンジンがあり、客車にはそれがないからです。ところが、2両目と3両目の連結器が外れ、自動で急ブレーキがかかり、けが人が出たのです。その後は、津軽五所川原の構内に「ストーブ列車」の客車を置いて、見学できるようにしています。車内では石炭ストーブが焚かれ、スルメや日本酒などの車内販売も行っています。車内販売で買ったり、持ってきたりしたスルメをストーブで温めて、食べることもできます。駅への入場券や「ストーブ列車」の特別料金はかかりません。
とは言っても、「ストーブ列車」は走っているから価値があるのであって、停まっている列車に乗っても意味はありません。そのため、周辺への観光客も減っています。津軽鉄道の乗車と組み合わせることが多い斜陽館などで観光客が大きく減っているようです。
1か月ほど前に沿線の青森県と五所川原市が協議を行いましたが、その後どうなったのでしょうか? 青森県も五所川原市も津軽鉄道は観光資源として認識しているようで、廃止の意思はないようです。ただ、利用者が少ないのは明らかであり、いずれは観光用として赤字覚悟で残すのか(「ストーブ列車」にはさらに観光列車としての負担を求めるとして)、赤字額を抑えるためにバスあたりに切り替えるかの判断を迫られることはあり得ます。
(追記)
津軽鉄道のストーブ列車ですが、芦野公園の桜の開花に合わせて、運行を再開します。機関車が2両の客車を牽引し、4月18日から26日まで、1日3往復走ります。乗車券のみで乗車できます。
(参考:TBS NEWS DIG https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2482534?display=1、Web東奥 https://www.toonippo.co.jp/articles/-/2182215、津軽鉄道ホームページ https://tsutetsu.com/archives/5503、https://tsutetsu.com/archives/5644)
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