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JR東日本、輸送密度の計算方法を見直し

 鉄道の利用状況は、切符の発売状況から算出されます。駅の窓口だけでなく、インターネットで買った分も反映されます。

 しかし、「えきねっと」で購入した切符を乗車変更したり払い戻ししたりしても、利用状況に反映されていませんでした(売上に反映されています)。かつては無視できるレベルの数字だったかもしれませんが、最近はインターネットでの購入が増え(2021年度からはクレジットカードを使用するときは予約と同時に決済しなければならないようになりました)、それによるキャンセルも無視できない値となっています。実際の数字とは合わなくなっているのです。

 そこでJR東日本は2026年度から計算方法を改め、「えきねっと」で購入した乗車券や新幹線自由席特急券を乗車変更したり払い戻ししたりした場合でも、旅客輸送量に反映させることにしました(新幹線の指定席特急券、在来線の指定席特急券、在来線の自由席特急券は従来から反映させています)。これにより、より実態に即した利用状況になります。2026年度計画・実績公表時から見直しを行い、2025年度については計算に時間がかかるため、いったん従来の計算方法で発表し、2026年度第1四半期決算公表時を目途に、見直し後の実績を公表する予定です。

 これによって、何が変わるのでしょうか? 旅客輸送量については、全体の旅客輸送量のほか、定期外の輸送量は新幹線も在来線も変わります。鉄道運輸収入については、全体の数字は変わりませんが、定期外のうち、各路線ごとの内訳が変わります(定期外収入の合計は変わりません)。「えきねっと」で買う人が多い、新幹線や新幹線に並行する路線で特に影響するようです。旅客輸送量については、どの路線も減少幅はともかく、減ることは確実です。鉄道運輸収入については、パイの切り分けかたが変わるのですから、逆に収入が増えるところもあります。JR東日本によれば、新幹線や関東圏以外の在来線が減り、関東圏の在来線はむしろ増えるようです。

 そして、多くの人が興味を持つであろう各駅の乗車人員、路線別の輸送状況(輸送密度も含まれます)、利用の少ない線区の経営情報については、2025年度の実績公表時から見直し後の計算方法を適用します。ただこれだと従来の数字との比較ができないので、2024年度の数字も見直し後のものを参考として公表します。その計算には時間がかかるので、2025年度の実績の公表は2026年度内に行うことを目標としています。ローカル線の輸送密度については、今までかさ上げされていた分が減り、より実態に合った、かつ厳しいものになります。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2026/20260427_ho01.pdf)

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