JR東日本&西武、臨時列車を使った直通運転及び新秋津-秋津間の乗り換え改善
JR東日本の武蔵野線新秋津付近と西武の西武池袋線所沢とを結ぶ連絡線があります。この連絡線は、新造車両の搬入や西武鉄道多摩川線で走る車両の輸送に使われていますが、以前にも記事にした通り、この連絡線を使って直通列車を走らせることにしました。
この直通列車、臨時列車として走らせます。2029年3月のダイヤ改正に合わせて運行を開始する予定です。週1回程度の運行です。使われる車両は、西武鉄道の10000系「ニューレッドアロー」をリニューアルした、新宿線用の観光特急です。これにJR東日本への乗り入れに必要な改造を施して走らせます。
さて、この直通列車、どこに行くのでしょうか? JRは、小田原・湘南エリア(熱海、逗子など)、房総エリア(勝浦、浜金谷など)、新幹線接続(大宮)、東京ディズニーリゾート(舞浜)です。武蔵野線をぐるっと回って各地に行きます。これに対して西武は、秩父エリアやベルーナドームに行きます。なお、西武のほうは所沢から西に行くので良いのですが、連絡線は府中本町方面と所沢方面を結ぶようにできていますから、JRは小田原・湘南エリアに行く場合を除いて、どこかで折り返さないといけません。
このように直通列車は臨時列車でしか乗ることができない、非日常的な体験ですが、日常的に便利になることもあります。新秋津と秋津の間の乗り換えです。新秋津と秋津の間は、改札間の距離でも約400メートル離れていて、ホームからの移動距離を含めると約600メートル、時間にすると約8分かかります。朝夕の通勤、通学時間帯になると、多くの人が歩道と車道が分離されていない道を行き交い、危険な状態となっています。武蔵野線ができたときに既存の西武池袋線の駅に近づくかたちで駅を設置すれば良かったのですが(と言うか、本来はそうするはずです)、そうしなかったので多くの人に迷惑をかけることとなってしまいました。
ところが、ようやく改善されるようです。JR東日本と西武の間で乗り換えにおける利便性、安全性の向上、雨に濡れない全天候型のバリアフリールートの整備を目的として、両社の社有地を使って、西武池袋線沿いに新秋津と秋津を結ぶ乗り換え通路を整備することを検討していきます。2030年代前半の供用開始を目指していきます。この乗り換え通路ができると、両駅間の移動時間は現在の8分から4~5分に短縮されます。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2026/20260519_ho01.pdf、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC183VM0Y6A510C2000000/)
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