休止中の西黒崎、7月31日で廃止
黒崎駅前と熊西の間にある西黒崎は、国道のバイパス建設工事により、2021年10月から旅客の取り扱いを休止しています。
本来はこの西黒崎、バイパス工事が終了した後に駅の営業を再開する予定でしたが、筑豊電鉄の経営は厳しく(1995年度から30年連続で赤字を計上しています)、駅を再開するのにもそれなりの費用がかかるため、7月31日で駅を廃止することにしました。結局、営業を再開しないまま廃止することになったのです。西黒崎は隣接駅までの距離が短く、黒崎駅前までは約200メートル、熊西までは約500メートルです。西黒崎は1992年に西鉄北九州線の部分廃止に伴い、電車とバスの乗り換え用の駅として誕生しましたが、2002年に黒崎駅前にバスターミナルができたことにより駅設置の意義がなくなり、2019年度の1日当たり平均乗降客数は151人に留まっていました。そういうこともあり、駅の廃止に踏み切ることができたのでしょう。
話は変わりますが、その筑豊電鉄、7月18日に値上げを行います。初乗りの1区(黒崎駅前-熊西間など)が10円値上げの230円、全線乗れば7区になり、20円値上げの480円になります。定期券も通学定期を含めて上がります。なお、筑豊電鉄の運賃は距離に応じて上がるのではなく、バスみたいに駅をいくつかのブロックに分け、そこを越えると運賃が上がる仕組みになっています。ですから、乗車する距離が短くても高い運賃を払うケースも出てきます。
(参考:筑豊電気鉄道ホームページ https://www.chikutetsu.co.jp/data/topics/408_20260528nishikurosakihaishi.pdf、https://www.chikutetsu.co.jp/data/topics/410_20260528unchinkaitei.pdf)
| Permalink | 1
「鉄道」カテゴリの記事
「中四国・九州私鉄」カテゴリの記事
- 「WESTERポイント」を貯めて新幹線と特急の旅(4)(2026.06.25)
- 広電では「ICOCA」はしっかりと2~3秒タッチしなければならない(2026.06.28)
- 「WESTERポイント」を貯めて新幹線と特急の旅(2)(2026.06.23)
「路面電車」カテゴリの記事
- 万葉線、7月から運休する列車を増やす(2026.07.05)
- 「WESTERポイント」を貯めて新幹線と特急の旅(4)(2026.06.25)
- 広電では「ICOCA」はしっかりと2~3秒タッチしなければならない(2026.06.28)
- 「WESTERポイント」を貯めて新幹線と特急の旅(2)(2026.06.23)
- 「WESTERポイント」を貯めて新幹線と特急の旅(0)(2026.06.21)


Comments
西黒崎駅は駅隣接の北側が電車車庫、南側はバスの車庫しかなく、付近に住宅地やビルがありません。廃止は妥当かと思います。
筑豊電鉄の現状の運賃は沿線の住民にとって決して安くはありません。地方の利用者からすると負担に感じます(所得の面からも。本数も以前に比べて減り、運賃も上がるというのは正直きついところがあります)。
良く、都市在住の方から地方の鉄道の料金を上げるべきだという意見を聞きますが、私は疑問に思っています。
移動の自由は都会在住でも地方在住でも守られるべきです。
利用者が減る原因としてよく挙げられるのは少子化・マイカーですが、自然減少というよりも子育て世代が移動に不便な地域を敬遠し、人口の再生産が止まり、主な利用者の一人である高校生等、若年代の人口が減ってしまうことが繰り返されているいう現状があるのが原因ではないかと私は思います(駅までの送迎が高校までの送迎になり、それを敬遠する子育て層が都市部に移ってしまう)。
住民が減った所では関係が微妙な国も含めた外国からの土地の買収、乱開発も起こっています。
これ以上の利用者減少による悪循環を繰り返さないこと、及び国土の保全を考えるならばそれなりに利用者がいる地方鉄道に対し、運賃、通勤・通学定期代補助等を国・自治体の双方で考えるべき時が来ていると思います。
Posted by: みらい | 2026.07.02 11:16 AM
みらい、こんばんは。
* 西黒崎駅は駅隣接の北側が電車車庫、南側は
ここは元々乗り換え用の駅としてできたものであり、その需要が消えたら利用者が減るのはある意味当然のことでしょう。
* 良く、都市在住の方から地方の鉄道の料金を上げるべき
このような批判を受けるのは、赤字なら地元が責任をとることができるローカル私鉄ではなく、極めて利用者の少ないJRのローカル線です。バスでも過大なほどの需要しかないのに、大都市圏や新幹線で稼いだ利益をつぎ込んで維持するのが当たり前だと認識しているからです。大都市圏の1割増し程度の運賃で維持できると認識していること自体がおかしいのです。
* それなりに利用者がいる地方鉄道に対し、
そういうところに関しては、地元がある程度負担するのを条件に国も補助をするというのはあっても良いでしょう。
Posted by: たべちゃん | 2026.07.02 10:45 PM