「WESTERポイント」を貯めて新幹線と特急の旅(3)
博多まで来たのだから、JR西日本の端の博多南まで行くことにする。次の博多南線は18:28発、長い列ができている。一番後ろの8号車に乗ったが、座ることができず、客室で立つことになる。「レールスター」なので座れたら4列シート(個室部分は鍵がかかっていて使えない)、快適な通勤通学だ。8分で博多南に到着、8号車が一番出口に近いところで、ぞろぞろと改札を出ていく。さて博多南に来た「レールスター」、そのまま車庫に入るのではなく、博多南18:48発として折り返す。博多からの通勤通学客がいなくなってから自動改札機を通って車内に入るが、ガラガラということはなく、結構乗っている。8号車、7号車と窓側の席は全て埋まっていて、座ったのは6号車。夕方に博多南から博多に行くのはどういう人なのだろうか? 座席は進行方向と逆になっているが、乗車時間が短いので誰も向きを変えずに逆のまま座る。実はこの車両、博多に来ても山陽新幹線になるのではなく、また博多南線で博多南に行くのだ。だから座席は博多南に向かって前になるようにセットされているのだ。
今日最後の新幹線は、博多19:25発の「こだま970号」。指定席は4〜6号車だが、500系なので6号車にしている。ここは元グリーン車の座席を使っているからだ。ここで夕食タイム。広島で買った広島駅弁当の「広島名物活あなごめし」だ。博多の弁当は結構売り切れているものも多かったので、広島で買ったのは正解だろう。行きの新幹線はいずれも南側のA席を指定した。まぶしくても外の景色を見たいからで、おかげで南側はよく見ることができたが、反対の北側は少しの日差しでも嫌なのか、日除けをしている席が多く、見るのに苦労した。景色も鉄道の魅力のひとつとは思うが、スマホが世界の全てである人にとっては邪魔なのだろう。こういう人たちにとっては、荷物列車みたいな車両でも別に困らないのだ。むしろありがたいのかもしれない。しかし今回の「こだま970号」は、座席はA席だが空いていたので、反対側の景色も見ることができる。6月は日没が遅く、小倉まではちゃんと見ることができた。よって夕食は本州に入って暗くなってからである。
2日目(13日)は新山口から始まる。まずは新山口6:13発の下関行きに乗る。乗ったのは115系の3000番台。227系「Kizashi」の導入により引退が想定されている車両だ。2扉転換クロスシートで、117系と同じような座席配置となっている。授業のない土曜日の朝6時台なのに、部活に行く高校生が少し乗ってくる。厚狭で降り、新幹線に乗り換える。駅前は新幹線停車駅とは思えないほど、閑散としている。なぜここに新幹線が追加で停まったのか、不思議なほどだ。乗ったのは「こだま940号」、500系だ。こちらは指定席を取っていないので、自由席に座る。昨日は南側に座ったので、あまりよく見ることのできなかった北側に座る。2駅進んで徳山で降りる。徳山からは在来線で新山口に戻る。7:43発の新山口行きは新しい車両、「Kizashi」ではない。広島の227系がここまで出張しているのだ。今は黄色い国鉄型車両がほとんどの山陽線でも、何年かすると227系だらけになるのだろうか? こちらも部活に行く高校生が乗ってくる。沿線の駅の反対側にスポーツで有名な高校があり、そこで降りる高校生が見られた。
新山口8:57発の「スーパーおき2号」の発車までは30分ほどある。「スーパーおき2号」には4時間以上乗るが、乗る前にやっておかないといけないことがある。昼の弁当を買うことだ。「スーパーおき2号」には車内販売も自販機もない。長く停車して買い物できる駅もない。今後のスケジュールを考えると、昼は「スーパーおき2号」の車内で食べないといけない。唯一のチャンスが新山口の駅構内でお昼を買うことだ。新幹線の改札口のあたりにお土産屋があり、朝から営業している。そこで駅弁も売っていたので、それを買う。買ったのは、「SLやまぐち弁当」、山口や津和野の名物が入った幕の内弁当だ。御飯はふくめしと岩国寿司、デザートは「獺祭」の酒ゼリー(アルコール分あり)と源氏巻だ。元々は地元の小郡駅弁当がつくっていたが、今は広島駅弁当がつくっている。弁当とお土産を買ってホームに降りると、「スーパーおき2号」がすでに入っていた。2両編成で前が自由席、後ろが指定席。トイレは2両でひとつだけ。先頭は切妻で凝ったデザインはない。潔い。自由席は見ていないが、指定席はほぼ満員で新山口を出発した。(続く)
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