芸備線三次-広島間の改良案
芸備線と言えば、バスでも過大な東のほうを思い浮かべますが(往生際が悪いのか、この6月からバスを使った運行の実証事業を始めています)、西のほうは大都市広島にあることもあり、かなりの利用者がいます。そういう区間は短いですが、三次までなら潜在的には都市間需要があり、磨けばそれなりのものがあるとも言われています。廃止すれば結構な額の負の効果が生じ、それなら積極策を講じたほうが望ましいです。
そこでJR西日本は、地域のまちづくりを踏まえた機能強化策を発表しました。芸備線は単線でかつ行き違いできる駅が限られているので、特に朝夕の通勤、通学時間帯では現状の設備のままでは増発は困難なのです。広島近辺の利便性を維持しつつ、広域的な利便性を向上させるにはどうすれば良いのでしょうか?
増発等を行うには、行き違いのできる駅の追加が欠かせません。候補として挙がっているのが、6.4キロある狩留家-下深川間、7.3キロある安芸矢口-矢賀間です。この2つに行き違いができる駅(中深川、戸坂?)を追加すると、狩留家-広島間で列車本数を増やすことが可能になり、朝夕の通勤、通学時間帯でも現行の列車本数を維持した上で、三次-広島間の快速列車の増発を実現させることができます。この快速は三次と広島の間を75~80分で結ぶので、今よりも若干速くなります。停車駅も5~7駅程度なので、今よりも少なくなります。また、三次行きの最終を繰り下げることができます。日中も三次まで快速と普通をそれぞれ90分間隔で1本走らせることができます。なお、行き違い設備の追加には1か所あたり20~30億円かかり、行き違い待ち時間削減のための信号の改良には、1か所あたり2億円かかるようです。
このほか、軌道の強化や線形改良(1線スルー化など)、狩留家から先の「ICOCA」の導入、新型車両の導入も機能強化策として挙がっています。将来のあるところは地元が財政支援することを前提に、積極策を採りたいです。
(参考:広島市ホームページ https://www.city.hiroshima.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/046/840/dai5kaisiryou4.pdf、FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/1053322#google_vignette)
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