北陸新幹線ルート再決定に関する雑感
10年前に決まったはずの北陸新幹線敦賀-新大阪間のルートですが、結局、自民党と日本の維新の会でつくる与党整備委員会は15日、「小浜-京都ルート」のうち、京都の駅をJR京都線の桂川付近につくる、桂川案にすることに合意しました。結局、10年前の案の微調整に留まったのです。時間を空費した結果になりました。
この決定に対して思うところはあるでしょうが、現状を考えるとベターな案と言えるでしょう。すでに敦賀までできあがり、あともう少しで完成という新幹線を中断するわけにもいかないですし(北陸にフル規格新幹線をつくった段階で、東京側だけつくり、大阪側はつくらないという選択肢はありえません。「東京さえ良ければ後はどうでも良い」と割り切らない限り)、リニアの全線完成が見えない状況で米原で乗り換えさせるわけにもいきません(東京で言うと、北陸に行くのに高崎で乗り換えさせるようなものです。しかも高崎とは違って、米原の駅前には何もありません)。リニアができても乗り入れできる保証もありません。桂川は京都から2駅西で、中心部からは外れていますが、そこは京都の街中の地下を走る案に危惧する声があったので、仕方がないところでしょう。JR京都線沿いにできるので、そんなに悪くはありません。
色々紆余曲折があったとは言え、「小浜-京都ルート」(桂川案)に決まったのですから、関係者は一丸となって全線開業に向けて努力しなければならないでしょう。京都府、京都市も京都市内に新幹線の駅ができるのですから、逃げることはできません。外から見れば、一定のメリットはあると判断されます。負担軽減策はあったほうがいいでしょうが、京都市内を避けて亀岡につくるわけではないので、大幅に減らす大義名分は見つかりません。舞鶴など京都府北部に関しては、小浜から支線をつくるかたちで新幹線を実現させれば良いでしょう。そのためにも、何としても「小浜-京都ルート」を完成させないといけません。
ただ、新幹線の完成はどうしても時間がかかってしまいます。そのためにも、暫定的な利便性向上策は必要です。それについても早速動きがあるようです。明日の記事で書きます。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASV7G7V07V7GULFA02SM.html、産経ニュース https://www.sankei.com/article/20260717-55LH7PQ2EFNXTCUYK42QU4DMOE/)
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