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August 2026

JR東海、リニア開業時期を年内に発表へ

 当初の予定では、品川-名古屋間が開業しているか、そうでなくてももうすぐ開業という段階まで来ていたはずのリニア。しかし、現実にはまだ着工できていない工区もあります。いつになったら開業するのでしょうか?

 丹羽JR東海社長によれば、その開業の見通しは年内にも示すということです。懸案だった静岡工区について、ようやく7月になって静岡県との間で着工許可に当たる県自然環境保全条例に基づく協定を結びました。これによってようやく着工への目途が立ちました。まだ着工には至っていませんが、目途は立っているので、開業見込みを出せるようになったのでしょう。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASV7S14JCV7SULFA00WM.html)

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山陽新幹線「こだま」用N700系が新デザインに

 JR西日本は500系等を置き換えるため、N700系を8両に短縮して山陽新幹線「こだま」用に転用します。これに伴い、16両編成時代はN700系5000番代と名乗っていましたが、N700系6000番代に変わります(ちなみに、短編成化に伴い、最高速度は時速285キロになるようです)。

 そのN700系6000番代ですが、今のところは16両編成時代と同じように、白地に青の伝統的なデザインをしています。しかし、JR西日本はこの8両編成のN700系6000番代について、新しい、別のデザインをすることになりました。JR西日本は0系時代から短い編成の新幹線については、独自のデザインを施していますが(500系について「のぞみ」用としてつくられた当初から独自のデザインでした)、その伝統が引き継がれることになります。16両編成の5000番代を短縮して4編成目をつくるのに合わせて、新しいデザインを採用します。デビューは2026年冬の予定です。すでに走っているものについても、順次新しいものになります。

 それでは、その独自のデザインとはどのようなものでしょうか? デザインコンセプトは「YURARI」、「こだま」ならではの各駅停車やゆったりとした旅に着目し、瀬戸内海の波や水面のきらめきをデザインのモチーフとしています。車体の色は「山陽ブルー」、瀬戸内海をイメージした落ち着いた青色で、風のない、凪いだ海の穏やかなイメージを反映しています。光の当たり具合によっては、エメラルドグリーンにも見えます。今まで帯のあった、窓下の部分は車体ラインが描かれています。起伏のあるドットの形状とラインのグラデーションで、ゆったりとした景色や時間の移ろいを表現しています。走っているときはラインのように見えますが、停まると波模様が認識できるようになっています。このほか、車体側面には波の形状のラインや沿線府県のモチーフをあしらったロゴマークを配置します。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/2026/07/22/items/260722_00_shachoukaiken07.pdf)

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8月26日、500系が定期列車の「ひかり」として走る

 デビューしてから約30年、今なお人気の車両の500系ですが、2027年1月13日に定期列車での運用を終了します。

 今は8両に短縮され、山陽新幹線の「こだま」として走っている500系ですが、かつては東海道・山陽新幹線の「のぞみ」として、東京-博多間を走り抜けていました。当然「のぞみ」ですので、多くの駅を通過します。「こだま」でしか走らなくなった今となっては、イベントでない限りできない体験です。

 しかしその500系ですが、たった1日だけですが、通過駅のある運用に就きます。その日は8月26日、新下関6:11発の「ひかり680号」、岡山行きです。通常は700系「ひかりレールスター」ですが、1日だけ500系になります。

 「ひかり」なので通過駅はありますが、「ひかり680号」の通過駅はたった1つ、厚狭のみ。それ以外の駅にはすべて停まるので、「こだま」みたいなものですが、厚狭を通過するのは事実です。最後に500系が駅を通過するのを体験したい人、もしくはその通過する場面を撮りたい人、どちらもいそうです。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/f45fc09b1d7b4ac1b4072645b145530bcc39f3d1)

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弘南線を秋にデジタル切符で乗れば、往復400円

 弘南鉄道は9月1日から10月31日まで、どの区間でもその日中に往復すれば400円となるデジタル切符、「弘南線デジタル秋旅400きっぷ」を発売します。

 この「弘南線デジタル秋旅400きっぷ」は、デジタルチケットサービス「QUICK TRIP」で購入することができます。スマホでしか買えません。支払いはクレジットカードのほか、ペイ払いができます。

 沿線の人で秋にお出かけの予定がある人は、この切符のことを知っておいたほうが良いでしょう。なお、この切符は弘南鉄道活性化支援協議会利用促進部会の予算を活用した者のため、予算額の上限に達した場合は、販売期間途中でも終了となります。
(参考:弘南鉄道ホームページ https://konantetsudo.jp/2026/07/31/autumn-trip400/)

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Peach、直前に運休したら金銭補償

 旅行に行くとき、予定していた列車や航空機などが運休すると、計画が大きく狂います。事前にわかっているなら計画を組み直すこともできますが、直前だと修正が利かないこともあります。修正できたとしても想定外の出費が出ることになります。

 Peachは、この8月19日から、一定の条件の下で補償することにします。機材整備やPeach管理下でのシステム障害など、Peachに起因する理由によって、出発予定時刻の24時間前以降、出発前までに決定した大幅遅延便及び欠航便の場合、補償します。逆に、悪天候、自然災害、航空管制指示など、Peachの管理が及ばないもの、また出発予定時刻の24時間前までにスケジュール変更や欠航が決定しているものは対象外です。補償の対象となる主な費用は、(1)目的地への到着が深夜となり、公共交通機関が終了している場合のタクシー代(国内線のみ) (2)翌日以降の便への振り替えに伴い、必要になった宿泊費、空港と宿泊施設間の往復交通費、他社便や新幹線等への振り替えで生じた差額分の交通費 (3)振替便の到着が深夜になり、公共交通機関が終了したことにより空港付近で泊まることによって生じたホテル代(国内線のみ) です。国内線は10000円、国際線は20000円を上限にし、領収書に基づいて実費を支払います。

 どうやって請求するのでしょうか? まず対象となる便を予約した人には、案内がメールで届きます。案内をもらった人は、出発予定日から30日以内にPeachのウェブサイトにある専用の「申請フォーム」から申請します。領収書データはPDFまたはPNG形式の画像で送信します。申請を受け付けたら、約3週間ほどで支払いを行います。

 実は10年前の北海道旅行のとき、直前にPeachが欠航し、急遽日程を組み直す必要がありました(そのときの旅行記はこちら)。こういうときでもある程度のお金がもらえることになるのです。
(参考:Peachホームページ https://www.flypeach.com/application/files/7717/8546/2592/20260731_Press-Release-J.pdf)

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「桜島号」は15日から運行再開、JRも代行バス運行へ

 7月28日の地震で鉄道とともに高速道路も通行止めになっていましたが、高速道路は14日から九州道松橋インターチェンジ-えびのインターチェンジ間の一般車通行止めが解除されました。一部区間は対面通行になりますが、福岡-鹿児島間を車で行き来することができるようになったのです。

 これに伴い、高速バスも運行を再開します。福岡-鹿児島間は15日から再開しました。15日、16日は一部の便が運休しますが、17日からは通常通り運行します(対面通行による渋滞はあるとは思われますが)。福岡-宮崎間は15、16日は迂回して運行しますが(本数はかなり少ないです)、17日からは通常通りの経路(九州道、宮崎道)で運行します。一部の便は運休します。

 JR九州も代行バスを走らせます。19日からは宇土-松橋-小川間で運行を始めます。朝夕の通学時間帯を中心とした運行で(休日も本数は減りますが運行します)、宇土-小川間の所要時間は約60分です。約20分間隔で運行します(宇土-松橋間は約15分間隔)。交通系ICカードは使えません。26日からは宇土-八代間でも通学客優先で代行バスを走らせる予定です。
(参考:西鉄ホームページ https://jik.nishitetsu.jp/traffic/default.htm?_ga=2.33455549.24902090.1786622832-1465442048.1784206022、JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2026/08/14/20260814_Substitute_bus_service_between_Uto_Station_and_Ogawa_Station_2.pdf、FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/1094598)

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近鉄株主総会での質疑の内容(2)

 先ほどの記事の続きです。

(8)乗車券をQRコードに置き換える計画はあるのか
 近鉄には約280駅ありますが、そのうち約230駅でQRコードに対応した改札があります。しかし、将来に向けた検討はしていきますが、今のところ普通乗車券をQR乗車券に変える計画はないようです。

(9)特急を三宮に乗り入れてはどうか
 阪神に特急料金の設定がないので、まず阪神から了承を得る必要があります。また、阪神に乗り入れることができる特急車両が少ないという問題点もあるようです。ただ、阪神は有料の「らくやんシート」を走らせますので、これがきっかけになればとも思います。

(10)新車の製造はいつごろまで続けるのか
 近鉄は一般車両の寿命を約60年としています。今は昭和40年代につくられた車両、約400両について置き換えを進めていく段階です。一度に大量に置き換えもできませんので、約10年かける計画です。そしてそれができるころには、昭和50年代の車両が寿命を迎えます。その置き換えに入ります。それにしても、60年持たせるとはすごいです。

(11)「すわれ~る」の利用状況
 大阪阿部野橋18:50発の1本、36席のみの「すわれ~る」ですが、6月1日から18日までの実績で平均乗車率は約93%です。1年程度の実績を見て、今後どうするかを考えるようです。

(12)名古屋-伊勢-大阪間にリニアを走らせる計画はあるか
 近鉄としては考えていません。名古屋までリニアができたときには伊勢志摩方面への旅客誘致に努め、大阪までできたときは、奈良方面で競合することもありますが、収入の維持に努めたいとしています。名阪特急についても、利用されるように努めたいとしています。

(13)パンタグラフが多いのは、経費の面で効率的ではない
 近鉄には都市部もあれば閑散地域もあり、車両を柔軟に運用できるように、様々な両数で編成を組んでいます。固定編成が中心の他社よりも、どうしても多くなるようです。

(14)特急があるのに、一般車両で座席指定サービスをやる意義はあるのか
 現在実施している南大阪線については、特急もありますが、通勤での短区間の利用もあり着席保証に特化したサービスを行うことになりました。(11)にもありますように、今後の利用状況によってとなりますが、質問にもあったように特急のない長野線方面はやってもよいでしょう。

(15)貨客混載輸送を導入、拡大する考えはあるのか
 近鉄側の回答を見る限りでは、定期的なものも、臨時的なものもありますが、旅客列車を使った貨物運送事業を行っているようです。今後もやっていくようです。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/ir/kabunushi/data/shitsugi_115.pdf)

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近鉄株主総会での質疑の内容(1)

 株式会社には株主総会というものがあります。上場している会社だと1株でも買えば参加することができます。阪急阪神ホールディングスの株主総会のように、タイガース愛あふれるファンが意見を述べることもできます。

 近鉄グループホールディングスにも株主総会があります。2026年は6月19日に行われましたが、どのような質疑が出たのでしょうか? いくつか紹介したいと思います。

(1)名古屋再開発のスケジュールについて
 工事費が上がったため止まってしまった再開発計画ですが、近鉄としても引き続き名鉄の再開発計画の推進に協力していくとのことです。2月末に閉店した近鉄パッセの跡地についても、名鉄と暫定的な施設の活用の協議を行っていくとのことです。

(2)3月のダイヤ改正における、大阪線青山町-伊勢中川間の利便性の低下について
 少子高齢化、人口減少、マイカーへの移転などにより、鉄道の利用人員は減少しています。3月のダイヤ改正では、利用実態に即したものにするため行ったとのことです。ダイヤのパターン自体はわかりやすくなったので、伊勢や名古屋まで急行で行く人はともかく、そうでない限りはむしろ使いやすくなったと言えるかもしれません。

(3)けいはんな線や名古屋-桑名・四日市間の運賃が高い
 けいはんな線の運賃が高いのは、奈良線と並行するかたちで建設された新しい路線で、その投資回収や公平な利用者負担のために設定しています。ただ、奈良線に比べて高く、ビジネス街や官庁街の本町や谷町四丁目は通るものの、繁華街の難波等には行かないので、移転はなかなか進みません。

 名古屋-桑名・四日市間は運転本数やスピードの面ではJR東海よりも優れていますが、価格面についても対抗できるようにお得な切符を発売しています。桑名には設定のある、「デジタルきっぷ」のことでしょうか?

(4)吉野線にも「Les Saveurs 志摩」のようなレストラン列車を走らせて欲しい
 吉野線には「青の交響曲」があります。車内で飲み物やケーキなどを楽しむことができます。吉野線については、「青の交響曲」を活かして車内で食事を楽しむ企画を検討するようです。確かに沿線に因んだ食事メニューはあっても良いでしょう。

(5)田原本線の列車を大和八木や橿原神宮前に直通して欲しい
 西田原本近くの田原本線と橿原線の距離が一番近いところに連絡線があり、回送列車が使っていますが、この回送線を営業用に使うにはかなりの設備投資が必要となります。大体、この連絡線は大和西大寺と西田原本とを結ぶようにできていて、逆方向に付け替えるのは用地買収も必要となるため、難しいようです。

(6)夢洲から生駒経由で近鉄奈良線に乗り入れるための列車の開発状況
 夢洲から近鉄奈良線に直通するためには、地下鉄の第三軌条と近鉄の架線の両方に対応する可動式集電装置が必要です。すでに施策は行っていて、台上試験では問題がないようです。今は台車を設計している段階です。

(7)伊勢にも「ひのとり」を走らせて欲しい
 人気の特急、「ひのとり」。名阪間の需要は多く、2025年に増便したこともあって、伊勢志摩方面に回すのは厳しいようです。予備車のない「しまかぜ」と違って、ある程度本数のある「ひのとり」なら予備もありそうですが、大忙しのようです。

 長くなりましたので、続きは後ほど書きます。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/ir/kabunushi/data/shitsugi_115.pdf)

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「旅名人の九州満喫きっぷ」にスマホ版

 九州には「旅名人の九州満喫きっぷ」というものがあります。JR九州など九州の鉄道、軌道交通事業者15社局の普通列車に乗ることができます。

 その「旅名人の九州満喫きっぷ」ですが、9月1日からスマホ版のものができます。JR九州の「みどりの窓口」等ではなく「my route」のアプリで購入します。購入日を含む7日以内に利用開始することが必要で、利用開始日からの有効期間は利用開始日を含めて90日間です。1回分の有効期限は、各1日券の「利用する」ボタンを押した日の翌日午前2時までです。0時を過ぎて最初に停車する駅まで有効の紙版とは違い、JR九州でも最終列車まで対応できます。改札の通過方法は次の通りになります。JR九州の「QRチケレス」エリア内では、QRリーダーの設置駅ならアプリに表示されたQRコードを改札機にかざして利用します。QRリーダーのない駅なら、駅に設置された改札用のQRコードをアプリで読み込みます。複数人でも人数分のQRコードを改札機にかざすなどの方法で利用できます。JR九州以外の各社局やJR九州の「QRチケレス」エリア外は、アプリのQRチケット画面を乗務員や駅係員に提示して乗車します。利用できる路線はスマホ版でも紙版でも変わりませんが、西鉄だけは12月31日には使えません。終夜運転を行うからでしょうか?

 自動改札に対応でき、期間内なら連続使用しなくても良く、複数人でも利用できます。転売もできません。どこかで求められる機能です。そうです、「青春18きっぷ」です。紙の切符では難しいですが、スマホならできます。「青春18きっぷ」は建前上は若者向けの切符ですから、スマホで対応すれば良いでしょう。実現の可能性が極めて低い過去の形態に戻すのを強く求めるのではなく、こういうかたちで解決していくのが望ましいと思われます。磁気の切符をなくして、QRコードに対応するのはJR自体、求められていることでありますから。

 なお、9月1日から値上げを行います。新設のスマホ版は13000円、紙版は14000円です。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2026/07/31/20260731_Tabimeijin_my_route.pdf)

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「青春18きっぷ」、2025年度は2023年度の4割に減少

 JRの普通列車が乗り放題の「青春18きっぷ」。2024年の冬季から制度が大きく変わり、3日間もしくは5日間、連続して使わなければならなくなりました。今までのように複数人で使うこともできなくなりました。この改定により、2024年度の利用者は約41万枚と2023年度の約2/3に減りましたが、フルで新制度になった2025年度の売り上げはどうなったのでしょうか?

 さらに減りました。2026年度の幹事社であるJR九州によれば、2025年度は約24万枚にまで減りました。2023年度が約62万枚なので、4割ほどに減ったことになります。2015年度から2018年度までは70万枚以上売れていました。新型コロナのときの2020年度でも約25万枚売れていたのですから、それよりも少ないということになります。

 このような売り上げ枚数の急減に対して、「『青春18きっぷ』の制度変更は失敗だった」と批判する人はよくいますが、元に戻ることはないでしょう。制度変更前の「青春18きっぷ」は、JRにとっては自動改札機が使えない(=人手がかかる)不便な切符であり、金券ショップで売り買いしやすいことから、5日分も使わない人まで買えてしまう切符でした。今回の制度改定でそのような問題点はほぼ解消されたことから、JRにとって悪い話ではないのです。決められたルールでどのようにうまく使うか考えないといけないのです。

 今の紙の切符、自動改札機を前提としている限り、3日間もしくは5日間連続して使わないといけません。ただその前提を変えれば、3日間もしくは5日間連続使用という制限を外すこともできます。そのヒントとなる切符がありますが、それは別記事で書きましょう。
(参考:プレジデントオンライン https://president.jp/articles/-/116074)

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「らくやんシート」は姫路までたったの300円

 阪神が新型急行用車両、3000系についての話題です。

 3000系は6両編成ですが、そのうちの1両(大阪方から3両目)はL/Cシートになっていて、クロスシートにすることができます。このL/C車両については、有料の座席指定サービスを提供します。その座席指定サービスの名称が決まりました。「らくやんシート」です。「らくやんカード」「らくやんライナー」にも共通する、阪神らしい名称です。3000系が運行を開始する、2027年春からサービスを開始します。

 その阪神の座席指定サービスは、どの区間で提供されるのでしょうか? 阪神だけに留まりません。山陽にも乗り入れ、姫路まで行くのです。大阪梅田-山陽姫路間を運行する一部の直通特急、特急で提供されるのです。料金は一乗車あたり300円、大阪梅田から山陽姫路まで乗り通しても、300円です。新快速に比べると遅いですが、300円はお得です。

 なお、「らくやんシート」提供時は、L/Cシート、車端部のロングシートともにコンセントが使えます。L/Cシートはリクライニングもでき、一部を除いてドリンクホルダーもついています。ロングシートの幅は阪神では最大幅の500ミリです。また、「らくやんシート」提供時は、山陽姫路寄りの扉のみ使え、残りは締め切られます。検札のためでしょうか?
(参考:阪神ホームページ https://www.hanshin.co.jp/press/docs/20260717_zasekishitei_rakuyanseat.pdf)

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「桜島号」、6年ぶりに夜行便復活

 福岡と鹿児島を結ぶ西鉄等の高速バス、「桜島号」には、かつて夜行便がありました。しかし、新型コロナの影響で利用者が減少した等の理由で、2020年6月に運行を終了しました。

 その「桜島号」ですが、9月1日から夜行便の運行を復活します。6年ぶりの復活です。ダイヤは鹿児島行きが西鉄天神高速バスターミナル23:20発、鹿児島中央駅前6:52着、鹿児島本港(高速船ターミナル)7:04着(このほか、博多バスターミナル、高速基山、久留米インター、鹿児島空港南、鹿児島空港、高速帖佐、天文館に停まります)、福岡行きが鹿児島中央駅前23:20発、西鉄天神高速バスターミナル5:56着です(このほか、高速帖佐、鹿児島空港南、久留米インター、高速基山、福岡空港国際線、博多バスターミナルに停まります)。鹿児島行きは広川サービスエリア、福岡行きは溝辺パーキングエリアで休憩します。

 バスは4列シートで定員は36人、女性専用席も14席あります。4列シートですが、座席間には仕切りのカーテンがあります。運賃は大人8500円、WEBでも8000円と割高です。往復割引や回数券もありません。そして、乗り放題の「SUNQパス」も使えません。かつての「ワイド周遊券」みたいに宿代わりに使うことはできないのです。

 なお、7月28日の地震の影響で高速道路が一部通行止めになり、予定通り運行できるかわからないのですが(8月1日から始める予定だった予約受付はストップしています)、地震前に発表された情報でこの記事は書きました。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2026/07/15/20260715_Sakurajima_go_Overnight_Service_Resumes_After_Six_Years.pdf、西鉄ホームページ https://www.nishitetsu.jp/bus/highwaybus/rosen/sakurajimayakou/)

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北陸鉄道の新造車両はひゃくまん系

 北陸鉄道は2027年度から、石川線に新車を導入します。どこかの中古ではなく、純然たる新車です。総合車両製作所が2両編成を6本つくります。ステンレスの車両で、車両の長さは1両当たり18.5メートルです。定員は1両当たり117人で、うち立席は82人、座席は35人です。

 前面の形状は白山比神社や白山手取川ジオパークの扇状地を表現しているようです。そして、側面のデザインは3案の中から投票で選ばれました。テーマは「空に始まり、海へ続く」です。白山連峰や日本海、手取川といった横方向に広がる自然を、伝統工芸である加賀水引をモチーフとした横ストライプで表現しています。カラーは6編成全て異なります。加賀五彩と言われる、藍、臙脂、黄土、草、古代紫のほか、北鉄のイメージカラーであるオレンジを加えた6色です。内装は白山比神社の幣拝殿内をイメージしています。床は木目柄です。

 そしてこの車両、形式名は1M系と言います。読みは「ひゃくまん」です。十万単位の形式名を飛び越えて、いきなり百万です。石川県は加賀百万石の歴史を持ち、人口も約100万人であることに因んでいます。
(参考:北陸鉄道ホームページ https://www.hokutetsu.co.jp/news/news-12425/)

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JR西日本、2030年度までに値上げへ

 この3月にJR東日本も値上げをしたので、分割民営化以降、消費税率の引き上げに伴うものを除いて全線にわたる値上げを行っていないのはJR東海とJR西日本だけになりました(JR西日本は京阪神都市圏で運賃の見直しを行っていますし、JR東海もJR西日本も大都市圏ではバリアフリー料金を設定しています)。

 残るJR東海、JR西日本は値上げするのでしょうか? 新幹線で儲かっていて黒字で運賃の値上げができないJR東海はともかく、JR西日本は値上げを考えています。2030年度までには値上げするようです。できるだけ早く値上げしたいようです。

 値上げしてJR西日本は何に使うのでしょうか? 以前よりは大分良くなりましたが、まだまだ古い車両がたくさんあります。国鉄時代末期や分割民営化初期の車両が置き換え対象です。この5年間で車両の維持、更新のために5000億円を使う予定です。建設中のなにわ筋線向けの車両や、東海道・山陽新幹線の個室付き車両の費用もかかります。その新車の値段も上がっています。倉坂JR西日本社長によれば、この5~10年で体感的には2倍ぐらいになっているとのことです。他社の例ですが、新車は結構な値段がします。コストを抑えるため、JR東日本と車両を共同開発することもやっていきます。このほか、人件費も上がっています。実際に現場で仕事をする人は貴重なのです。そういうわけで、JR西日本は値上げを考えています。

 ただ、JR東日本のように、大都市の利用者中心の値上げで、それを将来性も全くない、ジャンボタクシーで対応できるレベルの超赤字ローカル線につぎ込んでいては、何の意味もありません。JRの運賃制度自体を変えていかないといけないのです。JR西日本に限らず、JRは駅の「みどりの窓口」を廃止して、ネットでの販売に誘導しようとしていますが、今の運賃制度をそのままネットに移植したものなので、鉄道の知識がないと使いこなすことができません。ネットの割引もたいしたものではありません。結局は「みどりの窓口」で駅員にやってもらったほうが楽なのですが、窓口は混んでいて、不満を募らせるだけです。

 本来ならネットで買えば明らかにお得、というように今の実態に合った運賃制度への変更を求めたいのですが、JR単体では無理でしょう。国交省が中心になってまとめないといびつなままになってしまいます。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASV7H2HCCV7HPLFA005M.html)

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東武、32駅を10月から無人化

 東武はこの10月1日から、32駅について、駅係員が複数の駅を巡回する体制に変更します。

 変更対象となる32駅は、群馬県や栃木県にある駅が主体です。中には、藪塚や新高徳のように、特急停車駅も含まれています。これらの駅は近隣の駅員が巡回する時間帯を除いて、無人となり、何かあるときはその近隣の駅からインターホンで遠隔対応します。

 これらの駅で、ICカードを利用するときは、自動改札機にタッチします。券売機や精算機のない駅で乗車券や特急券を購入したい、精算が必要な人はインターホンで申し出ます。利用するときに介助が必要なときは、事前に電話するか、インターホンで申し出ます。インターホンは筆談も可能です。車いすの一は所定の位置で待っていれば、事前の連絡がなくても乗務員が乗り降りの対応をします。
(参考:東武ホームページ https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/news/20260715130635cOMCmiSMUeNMSNiviFZ-bQ.pdf)

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新千歳空港-富良野間にバス

 北海道バスは、明日10日から新千歳空港-富良野間に、高速バス「バスゴリライナーふらの」を走らせます。

 「バスゴリライナーふらの」は1日4往復、新千歳空港-富良野間を約2時間で結びます。富良野側は、富良野駅前(北海道銀行前)、基線(北の峰)、新富良野プリンスホテルの3か所に停まります。富良野行きと新千歳空港行きとでは、富良野側の3つの停留所の停車順序が異なります。運賃は大人5000円で、乗車日の2か月前から予約を受け付けていますが(予約をした場合は即時WEB決済となります)、座席の指定はできません。なお、ギターやヴァイオリンなどの楽器はトランクへの積み込みはできないので、別途子供運賃を払って座席を確保することによって持ち込むことができるようです。このような記述があるということは、何かあったのでしょうか?

 北海道運輸局によれば、この区間に都市間バスが走るのは、これが初めてのようです。これまでよく見たこの区間のバスは、ツアーバスの類のようです。鉄道なら札幌と滝川の2か所で乗り換えがあり、しかも滝川より先はローカル線ですから、直行の高速バスの需要はあるのでしょう。ちなみに、「バスゴリライナーふらの」の「バスゴリ」は、東京バスグループのマスコットキャラクターです。
(参考:北海道バスホームページ www.hokkaidoubus-newstar.jp/wp-content/uploads/2026/07/お知らせ文(富良野線).pdf、北海道新聞ホームページ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1345242/)

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肥薩おれんじ鉄道、10日から代替バス運転開始

 7月の地震以来、運休が続いている肥薩おれんじ鉄道の八代-水俣間ですが、以前にも記事にした通り、明日10日から代替バスが走ることになりました。

 代替バスは貸切バスの車両を使い、平日、休日ともに1日6往復します。基本的には駅前のバス停に停まりますが、上田浦は道幅の関係から停まりません。また、一部のバス停は駅から若干離れた、国道上に停まります。

 そして所要時間ですが、高速道路が使えず渋滞しているため、かなりかかります。下りは八代から水俣まで2時間9分。上りは水俣から八代まで2時間38分かかります。特に上りの肥後高田から八代までは、48分かかるとしてダイヤを組んでいます。下りだと15分しかかからないので、かなりの遅れが発生すると見込んでいるのでしょう。
(参考:肥薩おれんじ鉄道ホームページ https://www.hs-orange.com/page1193.html)

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「HYBARI」は営業運転へ

 車に比べると環境に優しいと言われる鉄道ですが、走ればそれなりに環境にマイナスの影響を与えます。車も技術が進むのと同様、鉄道も磨きをかけていかなければならないのです。

 JR東日本も、日本初の水素ハイブリッド車両、「HYBARI」をつくって、2022年3月から実証実験を行ってきました。「HYBARI」は水素を燃料とする燃料電池装置と蓄電池を搭載したハイブリッド車両で、水素と空気中の酸素を化学反応させることにより、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を出すことなく、発電することができます。この「HYBARI」ですが、2027年度末に新たなステージに進むのです。

 どういうことかと言えば、「HYBARI」を改造して営業車両として走らせるのです。営業運転を行うのは、鶴見線と南武線(尻手-浜川崎間)です。水素の充填は鎌倉車両ベース(中原)で行います。35MPaの高圧水素を使い、1回の充填で約70キロ走ることができます。

 今後は「HYBARI」での経験を元に、次世代水素ハイブリッド電車を開発していきます。70MPaの高圧水素を使い、ディーゼルカーと同等の走行距離を確保するとともに、連続する急勾配でも対応することが可能なものにします。これなら、より広範囲で走行することが可能なのです。2030年度末に営業運転を始めることを目標にしています。高圧水素の充填もスピードアップさせます。また、JR東日本は川崎に自前の火力発電所を有していますが、そこで燃料の一部に水素を使います。まずは燃料使用量の1%を水素にすることから始めていきます。電化区間は水素による発電所の電力、非電化区間は次世代水素ハイブリッド電車が候補となるのでしょうか?
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2026/20260714_ho02.pdf)

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陸羽西線、一部便をバス代行に?

 新庄と余目とを結ぶ陸羽西線は道路工事のため運休していましたが、この1月に運転を再開しました。

 現在は1日9往復している陸羽西線ですが、JR東日本は2027年春のダイヤ改正から一部をバスでの運行に変えることを考えています。朝夕の通学の多い時間帯を避け、それ以外の時間帯の2往復についてバスに変えるのです。

 JR東日本はバス運行にすることによって、観光地などにバス停を柔軟に置くことができるとしていますが、根本的な原因として、利用者が少ないのでしょう。輸送密度が117人しかいない閑散線区なので、通学時間帯を除けば空いているのでしょう。かつてはミニ新幹線構想もあったぐらいの路線ですが、今となってはバスでも足りるぐらいの需要しかない路線なのです。
(参考:FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/1080676、山形新聞ホームページ https://www.yamagata-np.jp/news/202607/22/kj_2026072200566.php、JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/rosen_avr/pdf/rosen02.pdf)

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陸羽東線の復旧完了は2028年度

 陸羽東線鳴子温泉-新庄間は、2024年7月の大雨以降、運休したままとなっています。

 その陸羽東線鳴子温泉-新庄間ですが、復旧することになりました。運休前のデータですが、2023年度の輸送密度は鳴子温泉-最上間が51人、最上-新庄間で229人と、バスでも十分対応できるレベルの数字ですが、それでも再び列車が走ります。すでに復旧工事が完了した箇所、工事を行っている最中の箇所もあり、今のところ2028年度中に復旧工事を完了させる予定です。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2026/yamagata_j/20260708_y02.pdf、https://www.jreast.co.jp/rosen_avr/pdf/rosen02.pdf)

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久留里線の代替バスは2027年3月25日から

 久留里線久留里-上総亀山間は2027年4月1日に廃止されます。代わりに日東交通のコミュニティーバス、久留里・松丘・亀山線が走ります。久留里駅や君津青葉高校などと亀山やすらぎ館とを結びます。鉄道より多い、1日13往復が走ります。

 運賃は大人200円ですが、高校生以下と65歳以上は100円です。通学で亀山やすらぎ館-久留里駅間を利用する高校生や大学生については、最寄りのバス停から久留里駅まで、定期券方式の乗車証を発行します。

 さて、このバスですが、廃止より少し前の2027年3月25日から運行を始めます。久留里線は東京に近いので、廃止を惜しむファンが大勢押しかけるものと思われます。石狩沼田とは訳が違います。廃止を惜しむファンで地元の人が使いづらいことがないよう、少し早くバスを走らせるのでしょうか?
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASV6Z4DNVV6ZUDCB00LM.html)

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九州新幹線新水俣-鹿児島中央間は7日に運行再開

 7月28日の地震の影響で運行を取り止めていた九州新幹線熊本-鹿児島中央間のうち、新水俣-鹿児島中央間の運行を再開します。明日、7日から運行を再開します。

 ただ、運行本数は少ないです。7日から16日までの間は、1日6往復しか走りません(17日以降は本数が増える予定です)。全列車各駅停車の「つばめ」で、鹿児島中央から新水俣に行き、再び鹿児島中央に戻るというパターンです。1編成で対応できるダイヤです。全車自由席で、グリーン車は利用できません。車内のトイレや洗面所も使えません。設備の都合でしょうか?

 なお、並行在来線の肥薩おれんじ鉄道についてですが、水俣-川内間は5日から運行を再開しました。八代-水俣間は安全確認ができた区間から順次運行を再開する予定ですが、一部区間では被害が大きいため、復旧までの時間がかかるようです。

 八代-水俣間のバス代行輸送は10日を目途に始めるようです。

(追記)
 九州新幹線新水俣-鹿児島中央間は、17日から増便します。1日14往復走ります。全て各駅停車、全車自由席でグリーン車なし、列車内のトイレや洗面所が使えないのは16日までと同じです。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2026/08/05/20260805_Resumption_of_Kyushu_Shinkansen_Service_Shin-Minamata_to_Kagoshima-Chuo_1.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2026/08/05/20260805_Kyushu_Shinkansen_Train_Schedule_Shin-Minamata_to_Kagoshima-Chuo.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/emergency/__icsFiles/afieldfile/2026/08/12/20260812_Resumption_of_Kyushu_Shinkansen_Service_Shin-Minamata_to_Kagoshima-Chuo.pdf、肥薩おれんじ鉄道ホームページ https://www.hs-orange.com/page1187.html)

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西鉄貝塚線、6両化で地下鉄直通か?

 西鉄貝塚線と福岡市交通局箱崎線との直通運転のは時々出て、しばらくすると消えていきます。ネックになるのは、両者の車両の長さ。西鉄貝塚線は2両編成なのに、箱崎線は6両編成と長いからです。6両編成を途中で分割する、3両編成の車両を新たにつくって地下鉄に乗り入れる等の案も出ましたが、駅などの改修にお金がかかり、議論がそこから進みませんでした。

 その相互直通ですが、貝塚線も6両編成にして箱崎線に直通させるようです。貝塚線は混雑が問題となっていて、車両置き換えの際、増備を行う予定です。ところが6両編成がそのまま貝塚線まで直通運転すれば、輸送力不足は一気に解消されます。新しい車両を入れるなら、新しい車両は比較的軽いので、路盤の改良も比較的簡単なもので良くなるようです。

 当然ながら、貝塚線に6両編成の車両を対応させるためには、かなりの初期投資が必要になります。国にも補助してもらわないといけません。福岡県、福岡市、西鉄が協力し合わないと実現は難しいでしょう。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20260703-GYS1T00017/)

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樽見鉄道、スタフ閉塞に変わっていた

 車だと運転士が周りに注意して走りますが、鉄道は運転士の注意力だけでは安全を担保できません。鉄道車両は鉄でできたレールの上を走るので、なかなか停まりにくいのです。そこで、線路を一定のブロックで区切って、そこには一列車しか入れないという、閉塞という概念が出てきます。決められたエリアにひとつしか列車がないのなら、ぶつかることはありません。この閉塞の考えですが、最初はスタフやタブレットという道具を使って物理的に走ることのできる車両を決めていました。かなりアナログな手段で、人数も多く要します。主要幹線は当然のこと、そうでなくても最近はいろいろな技術で対応しています。駅間に複数の車両を走らせることもでき、前に列車が走っていれば、ぶつからないようにすることもできます。少ない人間で安全を担保できるのです。自動閉塞と言います。

 普通はアナログな方法から機械仕掛けの方法に進むものですが、樽見鉄道は2024年、一部区間を逆にアナログな方法に戻すことにしました。アナログな方法に戻したのは本巣-樽見間、スタフ閉塞に戻したのです。本巣-樽見間にはすれ違いできる駅もありましたが、それを一切なくし、本巣から北はひとつの列車しか入ることができないようになりました。本巣以南に比べて需要が少ないので、これでも何とかなると判断したのでしょう。また、スタフ閉塞の場合、すれ違いできる駅には必ず駅員を置かないといけません。どんなに利用者が少なくても、すれ違いできる駅は無人駅にはできないのです。樽見鉄道の場合、本巣が該当しますが、本巣は本社がある駅なので、誰かは対応できる人がいるのでしょう。
(参考:樽見鉄道ホームページ https://tarumi-railway.com/pdf/safety/file/5)

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「東海道ルミエールエクスプレス」は10分で完売した

 8日に1日限定で走る、「東海道ルミエールエクスプレス」。最終の新幹線の後に出て、始発の前に着きます。新幹線は深夜に走ることができないため、途中の岐阜羽島で6時間以上停まりますが、事実上の夜行列車です。この「東海道ルミエールエクスプレス」について分析した記事がありましたので、紹介したいと思います。

 まず、8月8日の一日だけ「東海道ルミエールエクスプレス」を運行する理由から見ていきましょう。この日は繁忙期で、そもそも通常期に比べて線路等の夜間作業が少ないからだそうです。上りを設定しなかったのは、単に今回は試しにやってみたからで、JR東海が「東海道ルミエールエクスプレス」を商標登録していることもあり(ただいま出願中)、将来は上りの可能性もあるでしょう。将来は売店も臨時営業するかもしれません。その場合、一夜を過ごすのはどこになるのでしょうか? 今回の岐阜羽島は、ダイヤ計画上の都合とのことですが、ホームに余裕があるのも大きいと思われます。上りの場合は、静岡近辺にそういう駅は見当たりません。ちなみに、「東海道ルミエールエクスプレス」に乗車するには、インターネットで申し込まないといけないのですが、たった10分で完売しました。16両全ての窓側が売れたのです。窓側の席は普通車で424席、グリーン車で104席、合わせて528席ありますから、3列シートの高速バス17~18台分に相当します。相当な輸送力です。

 車両については、何を使うかは当日にならないと決まりません。幸い運行日は繁忙期のため、停電を伴う工事を行う予定はなく、停電になっても空調設備を動かすことができる車両でなくてもいいのです。
(参考:マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20260719-tokaidolumiereexpress/)

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黒部宇奈月キャニオンルートは10月2日から

 2024年の能登地震の影響で長い間一部区間で運休していた黒部峡谷鉄道ですが、10月1日に全線開通します。3年目の秋になってようやく全線で復旧することになりました。

 これを待っていたのが、黒部宇奈月キャニオンルート。今まで業務用にしか使われていなかったルートですが、このたび一般開放されることになりました。こちらもアクセスとなる黒部峡谷鉄道が運休していたため、一般開放が延期となり、黒部峡谷鉄道復旧の翌日の10月2日からとなります。

 この黒部宇奈月キャニオンルートを利用するには、旅行会社のツアーに参加しないといけません。専門ガイドと安全添乗員がつきますが、結構な金額がします。有名旅館に泊まることもあり、1泊2日で12万円台からです。これにアルペンルートや宇奈月温泉までの往復の切符が加わります。一般開放されたからといって、簡単に行くことができるわけではないようです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASV733TNHV73PUZB001M.html、JTBホームページ https://www.jtb.co.jp/kokunai/theme/canyon-route/)

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総武線にE235系

 E235系が走るのは、山手線と横須賀線、総武快速線。そのE235系が走る線区が増えました。

 新たに増えたのは、総武線。山手線のE235系を転用しました。新型コロナ以降、山手線は減ったままで、余剰となっている車両があります。その車両の一部を総武線に転用したようです。先頭や扉付近の色も山手線のウグイス色から総武線のカナリアイエローに変わっています。なお、山手線は11両編成だったのですが、総武線は10両編成なので、E231系から改造されたサハ1両が抜かれています。

 山手線で余剰になっているのは4編成あるようで、ほかの編成も同様に総武線に転出になるようです。
(参考:railf.jp https://railf.jp/news/2026/07/08/004000.html、鉄道ホビダス https://rail.hobidas.com/rmnews/543323/)

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花火大会で「サザン」を止めて自由席特急に

 8月22日のことですが、泉南市で「SBI舞花火in大阪・泉南」が行われます。その帰宅の足として、南海は特急2本を樽井に停めますが、特急が「サザン」から自由席特急に変わります。

 なぜ「サザン」ではいけないのでしょうか? 「サザン」は指定席(リクライニングシート)4両と自由席(ロングシート)4両の8両編成ですが、特急通過駅の樽井は8両編成には対応していません。そこで6両編成の自由席特急が使われるのです。ロングシートの通勤車両が使われるので、ロングシートが4両の「サザン」よりは詰め込みが利きます。泉佐野以南は急行は朝夕のみの例外的な存在で(休日の急行は朝のみ)、通常は特急と普通しか走っていないので、こうするしか仕方がないのでしょう。

 樽井に臨時停車して、自由席特急になるのは和歌山市21:00発と21:30発、樽井発はそれぞれ21:24と21:54になります。そして折り返しの難波22:10発と22:45発も自由席特急になります。折り返しの和歌山市行きは樽井には停まりません。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/lib/traffic/information/pdf/260721_1.pdf)

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地鉄本線は全線維持へ

 一部区間で廃止の話があった富山地鉄本線ですが、廃止せずに全線を維持する方針になりました。

 その理由は、以前にも書きましたが、あいの風とやま鉄道との並行区間(滑川-新魚津間)を廃止してもコストの削減ができないこと。2026年度から10年間でかかる費用を見ると、むしろ現状維持したほうが安上がりなのです。営業収支は廃止しても残しても6億円程度の赤字は続き、残すことによる社会的便益は年間120億円とも試算されています。それを考えると、あえて廃止する必要はないということなのです。

 問題はその赤字路線を誰が負担するかとのことです。滑川市は市民にアンケートを取っています。滑川市民のうち、年数回でも地鉄を使っているのはたったの3割です。月1回以上になるとたったの6.6%しかありません。その滑川市民でも必要だと判断しているのは7割近くいます。それなのに、行政が負担すべきだというのは半分程度です。赤字路線でも必要ならば、誰かが負担しなければなりません。負担できるのは行政だけです。それを拒否するということは、廃止に同意したと認識されても仕方がないでしょう。

 さて話は変わりますが、富山地鉄の不二越上滝線には増便の話があります。藤井富山市長の提案によれば、全ての区間で終日30分間隔のパターンダイヤを導入し、最終も繰り下げます。小杉までの市街化区域は、朝夕15分間隔の運行を目指します。
(参考:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20260721-GYTNT00348/、FNNプライムオンライン https://www.fnn.jp/articles/-/1079173、https://www.fnn.jp/articles/-/1073450)

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近江鉄道、JRに乗り入れか?

 公有民営化から2年が経った近江鉄道。その近江鉄道ですが、近江鉄道の鉄道部門(近江鉄道の売上の14%ほどしかありません)の営業損益は黒字になりました。31年ぶりのことです。2025年度も黒字で、黒字は2年続いています。元々それなりに利用者がいる会社だったので、上下分離が一定の成果を挙げているようです。

 その近江鉄道ですが、細かいことはわかりませんが、JRとの乗り入れの話があるようです。参考にした記事に細かい内容がないので詳しいことはわかりませんが、2両編成の近江鉄道が12両編成の新快速もある琵琶湖線に乗り入れできるとは思えず、可能性があるのは草津線ぐらいでしょうか?
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF201J60Q6A720C2000000/、読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20260317-GYO1T00096/)

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